榎本あつしのBLOG(人事制度の学校・評価をしない評価制度・A4一枚評価制度とABA:応用行動分析学)

人事制度や社労士やら応用行動分析学の研究やら猫やら馬やら庭やらで毎日過ごしています。

日本アドラー心理学会のドラマ「嫌われる勇気」への抗議と行動分析学がなんちゃら。

 

ノートPCのバッテリーが少なくなっていたので、
事務所で充電してから出かけようと思っていたら、
見事に外出の際に忘れてしまいましたよ。

 

 

なぜか充電器だけは持ってきていました。

 

 

多分、持っていこうと思って充電器をくるくる(コードね)しているときに、
何か別のことを思い出したかなんかでノート自体を入れるのを忘れてしまったのでしょう。

 

ちなみに、アポイントの途中で1時間ぐらい時間が空く予定だったので、
その時に仕事しようと思っていたのですが、
予定が長引いて結局ノートを使う時間はありませんでした。

 

さて、これは良かったのでしょうか、悪かったのでしょうか。

 

うーん。

 

 

さて、本題です。

 

日本アドラー心理学会のドラマ「嫌われる勇気」への抗議

 

日本アドラー心理学会がフジテレビのドラマの「嫌われる勇気」に抗議文を送り、
放映中止・脚本見直しを要求したとの話題がありました。

 

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日本アドラー心理学会は、
「貴番組のアドラー心理学理解は日本及び世界のアドラー心理学における一般的な理解とはかなり異なっているように思えます」
と所見を述べ、その内容が普及宣伝されるのは同心理学の啓発・普及に対して大きな妨げになるとしています。

 

エンタメのTVドラマですので、アレンジは当然ではあるのでしょうが、
それがあまりにもアドラー心理学を知る人たちにとって耐え難いほど違うものだったということでしょうか。

 

目を付けていたジャニーズjrが、有名になってしまって、
ファンが増えたことが気に食わないのと同じ心理でしょうか。
「あなたたちに○○君の何が分かるの!ホントは顔じゃなくて性格よ!」みたいな。
(これは違う話ですね、すみません)

 

それとも、ジョジョの奇妙な冒険第4部の実写版の虹村億泰役を、
真剣佑さんが演じることが納得できないのと同じ心理でしょうか。
「そんなのはジョジョじゃない!原作への冒涜だ!」みたいな。
(これも違いますね、すみません)

 

そもそもドラマの元になっている原作の「嫌われる勇気」も、
アドラーの原著ではないけどそれは大丈夫なのか、という気もしましたが、
まあそれは今は「日本及び世界の一般的な理解」であるということなのでしょう。

 

これはよく起こる問題の一つ

 

さて、この問題。

追いかける目的が違う者たちの間では必ず起こってくる問題です。

 

テレビとしては、アドラー心理学の一般的な見解に忠実にすることが目的ではなく、
話題性を狙っての視聴率UPが目的なわけです。多分。(視聴率が良いかどうかの結果はともかく)

 

その際に、その目的にあまりつながらないような要素はいらないわけであり、
逆にウケることは強調した方が良いのです。

 

これは、視聴率が目的だからそのように極端に振れますが、
程度の差はあれ、多分アドラー心理学を使う人たちの間でも起きているはずです。

 

アドラー心理学を研究すること自体が目的な人、
自分自身で使ってよりよい生活を目指すことが目的な人、
アドラー心理学を広めていくこと(その先にある何かの利益)が目的な人、

 

それぞれが、その目的に有利な部分が正しいものになり、そうでないところの正確さはなくなっていきます。

 

でも、そのようにいろいろな目的な人がたくさん使うようになることにより、
世の中に普及していくことになるのです。

 

この際に、それは本当のアドラー心理学ではない、として全て否定してしまうと、
自分の目的のためには使いづらくなり、結局なかなか普及しないということになります。

 

大事なのは、使うことで目的につながるメリットを見出すことでしょうか。
それとも正しさを追求することでしょうか。
もちろん、そのグラデーションがある中でのバランスだ、という話なのだとは思います。

 

・そんなのは本当のドラッカーじゃない
・そんなのは本当のコーチングじゃない
・そんなのは本当の瞑想じゃない

 

正しさ(どこかの時点で誰かが定義した)がより大事なのか、
それともまず活用することが大事なのか。

 

なんで、こんなことを言っているかといいますと、
羨ましいのです。

 

行動分析学(ABA)なんて全く話題にもならない。

 

一応、これも心理学なんですけれどね。
でも、徹底行動主義であるがために抽象的見解は入りづらく、
それが逆に使い勝手の悪さと「とっつきづらさ」になっている面もあるのだと思います。

 

まずは使うことを目指す

 

私たちの社団法人では、正しさももちろん大事で、
あまりにも曲解はダメだろうと思っていますが、
それに捉われて使う人を否定するよりも、
まずはなんとなくでもこの考えでやってみましょう、という考えです。

 

それで、良い生活や人生、問題解決などに近づけるのであれば、まずはそれでよいのではないでしょうか。
全て正しくなければつながらない、というわけではないと思っています。

 

あ。

そんな私たちの行動分析学を学ぶ法人はこちらで。
セミナーも精力的にやっております。(あざとい)

 

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