榎本あつしのBLOG(人事制度の学校・評価をしない評価制度・A4一枚評価制度とABA:応用行動分析学)

人事制度や社労士やら応用行動分析学の研究やら猫やら馬やら庭やらで毎日過ごしています。

人の行動も「操作」されている。

2018/08/23

いやー。

今日はいろいろあり、本来ブログなぞ書いている場合ではないのです。
猛省しなさい自分。

 

でも、一応書きます。

 

★人の行動も「操作」されている。

 

「人の行動も操作されている」。

 

こんな書き方をしてしまうと、
人の行動を操作するというのは、どうなのか、
というお叱りを受けそうです。

 

「操作する」
「コントロールする」
「制御する」

 

という表現には、どうもマイナスイメージがあり、
神聖な?「人」の行動をコントロールしようとすること自体、
よくないことだと思われます。

 

 

行動というのは、
その人自身が、自らの意思で起こしている、
という考えが一般的だからでしょうか。

 

しかし、実際には人の行動は、
外部の色々な環境や刺激によって引き起こされているものです。

 

そしてそれは決して、悪いことでも残念なことでもないのです。

 

例えば、優勝するためも誰よりも多く練習するというような行動。
(厳密に言えば、練習というのは行動ではなくて、行動の集合体ですが)。

 

誰からも強制されずに、
自ら進んで練習する人は、「自主的で前向きな人」と思われることでしょう。

 

しかし、この一見自ら前向きに練習している、ということも、
いくつかの外部の環境や刺激によって引き起こされているのです。

 

・出場する大会がある
・練習方法を教わっている
・練習場所や道具がある

 

さらに、

 

・最後の大会である
・試験が終わった後で、時間に余裕がある
・好きな子が応援にくる
・最初の相手が、小さい時からのライバル

 

こんな色々な状況が、
この人の前向きさを引き出している可能性があります。

 

同様に、

 

「頑張ろう!と思う」
「意見を自ら言う」
「目標を立てる」

というような思考や意志なども、
何もない所から自然に湧き上がってくるのではなく、
本当はその人を取り巻く様々な状況によって引き起こされているものなのです。

 

通常はそれを意識していないだけなのですね。

 

このように考えられると、
自分自身も含め、「意識して」行動を促すことが出来るようになってきます。

 

何かしらの環境や刺激により、行動が操作されること。

 

それは、あくまで行動科学上の理解の仕方であり、
悪いことではない、と考えてほしいのです。

 

むしろ、より前向きに行動できるようになるための、
知恵を身につける、ということなのです。

 

 

本日の日課 56点(京都で学会ですが、台風大丈夫?)

(日課とは、オリジナルで作製した「行動アシスト手帳」に書かれている毎日やる25項目のうち、何項目やったかを点数化したものである。どんな項目かはナイショ)

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