こんにちは、新年度もはじまり、新入社員を多く見かけるようになりましたね。

皆さんの中にも、新入社員の育成で悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

言葉遣いやマナーなど基本的なことから教えないといけないので、上司の方も苦労が多い時期かもしれません。

ということで今回は、“プロンプト”を使って人材育成する方法をお話します。

プロンプト

プロンプト・・・適切な行動を促すための補助刺激

と定義されるのですが、わかりやすくいうとヒントのことです。

プロンプトには視覚的なものや聴覚的なもの、触覚的なものなど様々あります。

例えば、駅のなかにある案内板はプロンプトです。

案内板があることで、所定のホームにいくという行動のヒントになりますよね。

プロンプトは部下の人材育成に大いに役立ちます。

マナーの一環として、名刺の渡し方を教える場合、ただ適切な渡し方を教えるだけではうまくいかないときがあります。

その時に「なんでさっき言ったのにできないんだ!」と怒るのは育成につながりません。

ここでプロンプトを使ってみましょう。

営業先の会社に部下とともに行き、名刺を渡すタイミングで上司が目線を送ったり(視覚プロンプト)、「名刺を渡して」と言ったり(聴覚プロンプト)、トントンと部下の方を叩いて知らせたり(触覚プロンプト)、とプロンプトを提示してあげると、適切な行動をしてくれる確率が高まるはずです。

ただ文句をいうのではなく、どういうヒントがあれば部下は適切な行動をするのだろうと考えるといいかもしれません。

先述したように、プロンプトは様々な種類のものがあり、個人によっても視覚的なプロンプトが合う人や聴覚的なプロンプトが合う人もいるので、どういう種類のヒントがわかりやすいか考えて人材育成に活かすとよりいいですね。中には正しい行動を見せて模倣させることや、OJTを行うことも有効なプロンプトになります。

フェイディング

ここでもう一つプロンプトとあわせて、重要なものを紹介します。

フェイディング・・・与えられていたプロンプトを徐々に減らしていくこと

ようは、☆☆☆ヒント大⇒☆☆ヒント中⇒ヒント小⇒ヒント無し

みたいなことです。

なかには、プロンプトを与えてうまく行動を獲得できたら、「うまくいった!」と喜びそのままにしておく人がいます。

しかし、これでは毎回プロンプトを提示しないと行動が自発しなくなることが考えられます。

上司や管理職の人がずっと付きっきりでプロンプトを出し続けるわけにもいかないので、いずれはプロンプトなしでも自立して行動してほしいですよね。

そんな時にフェイディングはかなり大切です。

プロンプトありで行動を促す⇒徐々にプロンプトを減らしていく

これが自立して行動してくれる第一歩です。

最後に

今回紹介したプロンプトは不慣れな行動やまだ身についていない行動を獲得させるのに大変適している方法です。

最後に一点覚えてもらいたいことは、プロンプトはあくまで強化の補助だということです。

プロンプト自体に重要な価値があるのではなく、あくまで目的は行動を強化して適切な行動を増やすことです。

そのため、プロンプトを与えた場合、必ず適切な行動後に強化子も与えないと何の意味もありません。

フェイディング時も同様に、ヒントは減らしていく必要がありますが、強化はしつづけなければなりません。

このことを忘れないように、必ずプロンプトと強化はセットであると覚えておきましょう。

ではまた。