私達は1日の中で数え切れないほど多くの行動を行っています。

単純な行動からそれを組み合わせた複雑な行動まで。

今このブログをみるために、PCやスマホを操作してアクセスしたのも行動です。

では、このような人間の行動に影響をあたえるものは何があるでしょうか?

行動分析では行動に影響を与えるものは主に3つだと言われています。

1,生得的要因(遺伝など)

2,これまでの環境(どんな強化や弱化を受けたのか)

3,現在の環境(現在どんな強化や弱化を受けているのか)

それぞれについて、もう少し考えていきます。

○生得的要因

これは生まれる前から人間に身に付いているようなものです。

例えば、目に強い光を当てると、「眩しい!」となって瞬時に目を瞑ると思います。

生まれてから光の刺激について学んだわけではないのに、瞬時に目を瞑ります。

このように、元々生まれつき備わっているようなものの要因が1つ目に挙げられます。

遺伝要因などもこれに含まれます。

○これまでの環境

2つ目はこれまでの学習履歴です。

皆さんも嫌いな人や好きな人の1人や2人いると思いますが、好きな人とは一緒にいるような行動が促され、嫌いな人とは避けるような行動が促されます。

これは生まれつき、「好きな人」「嫌いな人」が決まっていたわけではありません。

その人と関わりの中で決められるものです。

自分にとって心地良い刺激が多いのか、不快な刺激が多いのか。

このように、その人の個人的な経験や体験によって、行動に影響が出ます。

ようはこれまでに、どのような経験・学習をしてきたのか、ということです。

現在の環境

最後は現在の環境です。

過去に経験して、影響を受けたらもうずっとそのままかというと、もちろんそんなことはありません。

今現在、さらされている環境によって、新たに学習したり、再学習します。

このブログを見ているあなたが今も影響を受けているように…(良いか悪いかはわかりませんが)

 

どれが改善につながるか

3つの要因については概ね理解していただけたかと思います。

しかし、ある行動がどの要因によって影響を受けているのか特定することは難しいです。

私達の行動は、どれか1つだけの要因ではなく、複数の要因が複雑に絡み合って形成されていることがほとんどです。

と話すと、

「じゃあなんで紹介したんだ!」

と思うかもしれません。

ここで私がお伝えしたいことは、

「いかに行動の要因を全て特定するか」

ではなく、

「改善できるのは現在の環境だけ」

ということです。

生得的なものや過去に起きてしまった履歴は変えようがありません。

もちろん、生得的要因や過去の履歴を無視していいわけではありませんが、

行動改善を行う際にはまず現在の環境に焦点を当てるほうが建設的です。

そして現在の環境を分析する手段や、現在の環境変化の方法などが、行動分析にはてんこ盛りです!

ABC分析に、シェイピング、プロンプト提示、強化子(好子)の出し方、などなどいっぱい。

今何が起きているのか、これからどう良くできるのか、これらは行動分析が得意とするところですね。

ではまた。

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