ABA(応用行動分析)の目的はなにか?

最もポピュラーな回答は、

行動の予測と制御

です。

予測と制御が出来ることで、

問題解決やパフォーマンス向上を起こすことが、ビジネスでのABAの役割です。

分析家ではなく問題解決家になる

私のブログを見ているということは、

多少なりともABAに興味ある方や勉強されている方だと思います。

「ABA面白いな。自分でも勉強して自社に取り入れてみよう」

と考えてる人もいるでしょう。

そこで、ABAのアプローチや行動科学に興味を持ったビジネスマン/ウーマンが陥りやすいパターンをご紹介します。

分析家で終わってしまう

ABAは応用行動分析と名前の通り、行動を分析します。

ABC分析をやってみて、現在の強化や弱化を考えてみたり…

解決手段として、先行条件(A)や結果(C)の変化を考えてみたり…

この他にも、行動について様々な分析を行います。

確かにこれらの分析は重要です。

ただ、分析はあくまで目的のためのステップであって、分析自体が目的ではありません。

目的とは問題解決・パフォーマンス向上することです。

「実践」の画像検索結果

いくらABC分析ができようが、

すばらしい介入のアイディアを思いつこうが、

実際に問題解決できなければ意味ないです。

 

「この行動は〇〇という先行条件(A)と、☓☓という結果(C)によって成り立っている。

だから、△△の強化子が必要」

これで終わりがちです。

しかし、この時点ではただの仮説です。

実際に導入して介入がうまくいかなかったら別の介入に移り、

解決するまでやって、

【ABAを活かした】

と言えるのです。

行動分析の専門家からすると

「当たり前じゃん」

と思うかもしれませんが、以外にこのパターンが多いんです。

皆、分析や用語や手法を覚えて満足しがちなのです。

「分析」の画像検索結果

ABAを活かすとは、

分析家になるのではなく、問題解決家になることだと思います。

ABAの用語を使える・行動論的に分析できる・課題分析などの手法や技法が使える

これら自体に価値はありません(ビジネスでは)。

問題解決することに価値があるのです。

そしてそれこそが応用行動分析。

ABAの考えを他者に押し付けてしまう

ABAを勉強すると、精神論や意識改革などのアプローチを否定する人がいます。

しかし、それは大きな間違いです。

例えば、

「社員のやる気と感動を育てる情熱のマネジメント」

このようなビジネスでいかにもありそうなことを言ってる人がいます。

これに対して、ABAを学んだ人が「なんだそのインチキは!」と否定的な言語を発言しているのを見たことがあります。

 

でもこれは単に表現する言語の違いであって、情熱マネジメントでうまくいっているなら、それでいいのです。

むしろ、情熱マネジメントでうまくいっているということは、ABA的に考えても必ず整合性があるということです。

使っている言葉が違うだけ。

ABAが好きなら、どうやってやる気と感動を育てるんだろうと、

ABA的に具体的な質問を投げかけ、自分のものにすればいいだけ。

精神論というだけで、相手を否定するのはそれこそABA的ではありません。

ABAは形式ではなく、機能を重視しますからね。

精神論という形式ではなく、その手法がどのような機能を果たしているのかに注目しましょう。

 

 

今回はABAを学び始めたさいに、陥りがちなことについて書きました。

当たり前のようで、意外と陥りがちです。

長々書きましたが、結局言いたいことは、

「分析や手法ばっか覚えてないで、色々実践してみようよ」

ということです。

 

私も実践数が圧倒的に足りない…

コンサルの実践をどんどんやっていきたい。

私宛に(ABAを活かした)組織コンサルの依頼が来ることが今の短期目標。

ではまた。