株式会社MillReef、日本ABAマネジメント協会の榎本です。

一日おきに、
「A4一枚評価制度&小さな会社の人事戦略」と、
「行動分析学で人を動かす」
というタイトルに関するメールを、お送りさせていただいています。

いつでもこちらから配信停止(https://i-magazine.jp/bm/p/f/tf.php?id=nearco)できますので、
お気軽な気持ちで読んでいただければ、大変嬉しいです。

実際に行動変容に取り組もうと思っても、
いわゆる「行動の測定」が難しい場合があります。

ずっと、相手を見ているわけにはいきません。

そんなときに使うこと。
それが「行動の所産」です。

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★行動の所産。【行動分析学で人を動かす】
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行動変容に取り組もう、というときに、
必ず課題となってくるのが、「行動の測定」です。

問題行動を改善したい、望ましい行動を増やしたい、
と、いわゆる「ターゲット行動」を設定し、
これを減らしたり(弱化)、増やしたり(強化)していくのが、
ABAマネジメントの手法です。

しかし、その「ターゲット行動」が、
現在どれくらい出現しているのか、
そして、何かしらの取り組みを行ったら、
それがどれくらい変わっているのか、
それを「観察」しないといけないのですね。

ここで、あたってしまう壁。

「ずっと見てられないよ」

この測定のための「観察」をどうするのか、
が、悩ましい問題なのです。

実際に、アメリカのコンサルテーションの現場や、
日本でも学術の研究の場では、
観察者が張り付いてカウントしていったり、
場合によってはビデオを取り付けて、外から観察したりしています。

しかし、中小企業の現場において、
このような観察は、現実的にはなかなか難しいです。

こんなとき、どうするのか。

一つの案として、直接行動を見るのではなく、
「行動の所産(products of behavior)」を見る、
というやり方をとることがあります。

「行動の所産」とは、
その行動が生起したことを示す、何かしらの痕跡や成果物、証拠や根拠のこと。

もっとわかりやすく言うと、
「それやったら、何か残っているでしょ」
というものです。
(ざっくりしすぎ?)

組織の問題行動の解決(例:作業をしないでネットサーフィンをしてしまう)、
であれば、後ろでずっと観察していなくても、
インターネットにつながっている時間を、システム的にカウントすれば、
行動がわかってきます。

望ましい行動の場合でも、例えば「自主的に意見をいう」であれば、
メールや書面などで、提出された意見数を後からカウントするなので、
一定時期での行動の数を把握することができます。

このように、
増やしたい行動、減らしたい行動を設定したら、
その行動をした場合に、何をみればやっていたか、
が後から分かるか。

できる限り、
そのような「行動の所産」が分かるような行動の設定の仕方も、
やはり重要になってきます。

子育てや学校の療育の現場であれば、
実際に観察できることも多いのですが、
会社の組織では、なかなかそうもいきません。

この「行動の所産」を後からカウントすることで、
行動を観察しているのと同じように取り組むことができます。

良い行動の所産がどんどん増えるように、
取り組んでみたいですね。

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★編集後記
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今日は、弊社社員の八重樫が、
WEBセミナーでデビューをいたしました。

細かい改善点はもちろんありますが、
一番良かったのは、自分の言葉でしゃべっていたこと。

レジュメに書いてあることを、
そのまま読むのではなく、
自分で考えて、伝えようという意志があって、
自分の言葉で話していました。

声の大きさや抑揚、トーンもいい感じです。

慣れてくれば、きっと良い講師になりそうです。

期待できるのって、
こちら側もなんだか嬉しいですね。

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★セミナー情報
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★ゆるABA会
ビストロバーを会場に、ゆるくABA(応用行動分析)が好きな仲間が交流する場です。
大学教授によるミニABAセミナーもあります。

ゆるABA 会

★A4一枚評価制度セミナー
本の内容をもっと詳しくお伝えしています。
セミナーならでは本音&現場情報もあり!

A4一枚賃金&評価制度セミナー

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★ABA(応用行動分析学)マネジメント入門セミナー
「応用行動分析学(ABA)」のアプローチで組織改善を考えます。
適切な「行動」を増やし、不適切な「行動」を減らしましょう。
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