榎本あつしのBLOG(人事制度の学校・評価をしない評価制度・A4一枚評価制度とABA:応用行動分析学)

人事制度や社労士やら応用行動分析学の研究やら猫やら馬やら庭やらで毎日過ごしています。

人事評価制度、運用での悩み。

諸事情により、いつものどうでもよい前話は自粛します。

すみません。

 

さて、本題です。

 

★人事評価制度、運用での悩み。

 

人事評価制度がスタートし、
最初の運用の際に、各自で「目標」を設定してもらいます。

 

その際、
なかなか、ちゃんと目標設定できないということ。

 

本来、目標設定は、

 

1.達成すべき基準
2.そのために期中に行うこと
3.上記を具体的に、測れるように

 

という、「やり方」があり、
これをしっかり最初にやっておかないと、
人材育成や成果の達成、納得性の高い評価結果も得られなくなってしまうのです。

 

そのため、
「目標設定の手引き」を作成し、
実際にこれを読んでから、設定をしましょう、
ということをやってもらっています。

 

そして、評価者には、
部下の目標設定を見て出来ていないようだったら、
指導して出来るようにしましょう、
という研修を行っています。

 

にもかかわらず、
多くの方が、ちゃんとかけていない、ということがよくあります。

 

ちょっとがっかり・・・なのが、
本音ではあります。

 

しかし、最初はどの企業でも、
このような感じになります。
決して、できない企業が悪いわけではないのです。

 

最初から、
いきなり皆ができるようにはなりません。

 

 

この後、運用のチェックをさせていただきます。

 

・ちゃんと手引きを読んで作ったか
・上司は研修で教わったことを指導したか

 

そして、出来ていないようだったら、
出来るように、再度こちらから促します。

 

さらに、個別の目標を赤ペンでチェックし、
例を示して、再度、提出してもらいます。

 

その結果、
ちゃんと出来ているようだったら、
大いに褒めます。

 

「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。」

 

山本五十六氏の有名な言葉ですが、
本当にそのとおりなのです。

 

今回はダメダメでも、
次回、次々回、ちゃんと出来るようになってきます。

 

そして、悩みというのは、
この最初の段階であきらめてしまうこと。

 

最初のうまくいかない段階で、
皆、興味が薄れてきて、やらなくなってしまうことが多いことなのです。

 

全ての会社に対して、運用サポートができればいいのですが、
ニーズに合わせて、そうも行かないのも現状。

 

運用することも、人の「行動」です。

 

緊急度の低いものであるため、
皆後回しにしてしまいがちなのですね。

 

外部などによる、
サポートが、特に最初のうちは、
重要なことを伝えていきたいと思います。

 

 

本日の日課 60点(最善の対処をしましょう)

(日課とは、オリジナルで作製した「行動アシスト手帳」に書かれている毎日やる25項目のうち、何項目やったかを点数化したものである。どんな項目かはナイショ。

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