株式会社MillReef、日本ABAマネジメント協会の榎本です。

「A4一枚評価制度&小さな会社の人事戦略」と、
「行動分析学で人を動かす」
というタイトルに関するメールを、お送りさせていただいています。

いつでもこちらから配信停止(https://i-magazine.jp/bm/p/f/tf.php?id=nearco)できますので、
お気軽な気持ちで読んでいただければ、大変嬉しいです。

最近、多いご相談の一つに、
「テレワークでの部下の評価はどうしたらいいのですか?」
というものがあります。

こうしてください、
とパッと回答しづらいのが正直なところですが、
おそらくこのような悩みはとても多いのではないでしょうか。

いままでは、一緒に働き、近くで動きを見ていたから、
積極性やリーダーシップ、職務の遂行能力などを見ていて、
それなりに評価はできていた。

でも、観察ができない状況になって、
部下のパフォーマンスを評価しろ、と言われても・・・。

悩ましいところですね。

企業によっては、業績の問題もあり、
今期に限っては評価を行わず、昇給も一時見送り、
もしくは一律に定期昇給だけを行うという対応になっていることもあります。

実は、たまたまこのタイミングになったのですが、
弊社で5年ぐらい前から検討していた新しい評価制度があり、
それがちょうどテレワークの時代とマッチするものとなりそうなのです。

それは、

「評価をしない評価制度」。

どのようなものか、
少しお伝えさせてください。

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★「評価をしない評価制度」【A4一枚評価制度&小さな会社の人事戦略】
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「評価をしない評価制度」とは、
その名の通り、上司が部下の「評価」をしないで運用を行う人事制度のことです。

世の中の人事評価が機能しない、うまくいかないという原因のほとんどが、
「上司が部下を評価する」ということに付きまとっています。

下記は、アデコグループ様が発表した2018年2月の調査結果です。
「人事評価制度に不満を感じる理由を教えてください。」
という質問に関する回答部分の引用になります。

1位:62.8% 「評価基準が不明確」
2位:45.2% 「評価者の価値観や経緯によってばらつきが出て、不公平と感じる」
3位:28.1% 「評価結果のフィードバック、説明が不十分、または仕組みがない」
4位:22.9% 「自己評価よりも低く評価され、その理由が分からない」

このようなデータでも明らかになっていますが、
私が実際に企業でヒアリングする場合などでも、
ほぼ同じような不満が出てきます。

これは、「人が人を評価する」ことをやっている以上、
決して解消できない問題だと思っています。

拙著「A4一枚評価制度」では、
このように解消できない評価に関する不満を追いかけるのではなく、
それは仕方のないものだ、と考えを切り替え、
人材育成と業績向上に絞った運用をしよう、
というコンセプトのものでした。

今回お伝えしている「評価をしない評価制度」は、
もっと思い切って、そもそも評価自体をしない、
というコンセプトです。

評価はしないけれども、
人材育成と業績向上にはつながる方法を導入します。

そのキーワードは、
「P・F(パフォーマンス・フィードバック)」。

評価を入れずに、
事実のみをフィードバックするという、
ABA(応用行動分析学)のマネジメントの考え方の一つです。

この「評価をしない評価制度」、
今後、詳細はご案内していきたいと思っておりますが、
今回、セミナーが開催されることになりました。

自主開催ではなく、
社会保険労務法人ジャスティス様の企画、主催です。
私は講師を務めさせていただきます。

ご興味がございましたら、ぜひご参加くださいませ。

「評価をしない評価制度」オンラインセミナー

https://peraichi.com/landing_pages/view/justice-seminar

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【評価をしない評価制度】
~テレワークにも対応できる!今までの評価制度の概念を覆す評価制度~
開催日時:2020年10月14日(水)13:30~16:30
講 師 :榎本 あつし【ゲスト講師】
受講料 :5,500円(税込)/名
定 員 :先着30名様
開催方法:Zoom(オンラインセミナー)
主 催 :社会保険労務士法人ジャスティス

【プログラム】
1.はじめに
● なぜ人事評価制度はうまくいかないのか
●「評価をしない評価制度とは」

2.評価をしないで成果達成と人材育成を実現する
● パフォーマンス・フィードバックを用いる
● 自己記録による目標の進捗管理
● 自己成長のプロセスの進捗管理

3.賃金制度・等級制度とどのようにつなげるのか
● 役割等級制度のススメ
● 範囲給制度のススメ
● 役割×業績による処遇の反映

4.具体的な作成手順
● 目標管理の作り方・自己成長項目の作り方
● パフォーマンスフィードバックシート

5.効果の出る運用の仕方
● 期首~期中~期末の運用のポイント

詳細、お申し込みはこちらから。

https://peraichi.com/landing_pages/view/justice-seminar

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ご関心がありましたら、ぜひ!

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★編集後記
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大事なのは、なんのためにこの制度を取り入れるのか、
の「目的」です。

もし、その目的が人材育成と業績向上であれば、
「評価をしない評価制度」はきっと効果を発揮します。

同じ人間同士、
人が人を評価する、ということは、
もしかしたら、少しおこがましいのかもしれません。

それに、「評価をされる」と思いながら、
働くのはちょっと窮屈な感じもします。

自身の目標の達成とスキル向上のために、
「評価はしない」けれど、
パフォーマンス・フィードバックを行っていく。

そんな組織にしていくシステムが、
「評価をしない評価制度」です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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★セミナーのお知らせ
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全てオンラインにて開催しています。

【A4一枚賃金&評価制度セミナー 9月11日14時~17時】
→ https://millreef.co.jp/a4_seminar/

【OBM(組織行動マネジメント)セミナー 11月18日14時~16時】
→ https://millreef.co.jp/obm-seminar/

━━━   見える行動  測れる向上  ━━━━━
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【A4一枚評価制度と小さな会社の人事戦略 バックナンバー】
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