今日のテーマは、以前にお伝えした「3つの評価者スキル」のうち、
いちばん重要な、

「期中の観察スキル」

を、お伝えします。

ここがしっかりできるかどうかが、
人材育成と目標達成に大きく差がついてくる部分なのです。

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★3つの評価者スキルその2。「期中の観察のスキル」【A4一枚評価制度と小さな会社の人事戦略】
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人事評価は、期の中のスケジュールで、
「目標設定(期初)」⇒「期中の観察」⇒「評価(期末)」
と、大きく3つ、やることが出てきます。

そして、それぞれに「評価者のスキル」が必要になります。

今日はそのうち2番め、
「期中の観察スキル」について、お伝えしていきます。

人事評価は、点でなくて線の取り組みです。

前回お伝えした「目標設定のスキル」で、
しっかりとした部下の目標を立てたら、
それを目指して、部下に成果を出させる、成長をさせる、
ことを期中に取り組んでいくのです。

期中の観察で求められる具体的な内容は、
次のようなものです。

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・評価項目を評価期間中にどれだけ観察できているか。
・部下の行動、実績などの事実を記録して残しておくことができているか。
・「ちゃんと見ているよ」ということが相手に伝えられているか。
・他の優先事項に埋もれないような、観察の仕組みを作れているか。
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この期間の観察が一番重要。
評価制度の成功の鍵をにぎる所です。

目標を立て、評価項目を確認してから、
評価点をつけるまでのこの期間。

人事評価のことを忘れてしまうのではなく、
目標と評価項目をお互いに意識しながら、
日々、成果の実現と望ましい行動の遂行、
能力の向上に努めていくのです。

それを上司がマネジメントし、
モチベーションを上げて実現させていく。

まさしくこの評価期間中に、
人事評価制度の目的が詰まっているのです。

しかし、これが大抵の企業ができていません。
できていない理由は、明確。

「緊急度が低い」からなのです。

ここを、上司の意識が低いとかやる気がないとかで片付けて、
思考停止に陥らないように。

評価をする立場の人は、
おそらく会社でも一番忙しい職にいる方が多いのです。

毎日、毎時、緊急ですぐにやらなければいけない仕事を優先してしまい、
人事評価をつかっての人材育成は、どんな管理職であっても、
どうしても後回しになってしまいがちです。

期中の観察も、成長度や取り組み進捗の記録も、
そして部下への声かけなどのフィードバックも、
緊急ではない第二象限のタスクです。

意志の力で何とかなるのなら良いのですが、
なかなかできないのが現実なのです。

そのために、部下からの毎月2回のシート提出と簡単なミーティングを、
必須業務として固定して、実施するようにします。

重要な必須業務として、期日を設けることで、
緊急度を上がります。

部下のマネジメントができるように、
仕組み化しているのです。

この毎月2回のタイミングを上手く使って、
部下の観察ができるスキルを身に付けていきましょう。

ちなみに、ある会社ではシートを使うのではなく、
「評価カード」というものを用いて、
多少ゲーム感覚で楽しみながらこの毎月2回の面談を実施しているところがあります。

表にタイトル(評価項目)、裏には具体的行動が書いてあります。

一枚ずつめくりながら、できている?できていない?忘れてた?
など、あまり重くならないように、ゲーム感覚で話し合っています。

できている、というカードが増えてくれば、
嬉しい結果が出てきますので、モチベーションが上がってきます。

評価シートにこだわらずとも、
目的につながるのであれば、
ユニークな会社独自の取り組みとなり、とても良いですね。

この仕組みがあるために、
部下も「やらなきゃ」と緊急度が上がり、
取り組むようになってきます。

自分ではなかなか取り組めない、
「重要だけれど緊急でない」ものを、
いかに取り組んでもらえるようにするのか。

それが「期中の観察スキル」なのです。

このスキルを身につけて、
上司や会社が、期中に働きかけることで、
部下の行動が増え、成果と成長につながります。

人事評価制度で、人材育成と成果達成が実現できるかどうかの、
非常に重要なポイントであり、そのスキルですので、
ぜひ身につけていくようにしましょう。

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★編集後記
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昨夜、夜中の3時頃に、
我が家のトイレが詰まってしまいました。

うちの猫(キジトラの方)が、大量に嘔吐。

それをたくさんのトイレットペーパーで流したためか、
まさかのトイレ詰まりを起こしてしまいました。

いわゆる、トイレのスッポン(ラバーカップ)など、
我が家にはなかったため、ネットで検索しながら色々試行するもダメ。

お湯をバケツで流したり、
パイプクリーナーなど試したのですが、余計詰まりがひどくなっていき、
数時間、苦闘しましたがダメでした。

幸い、事務所も妻の実家も超近距離なため、
トイレはそちら側でなんとか乗り切り、
お店が開いてから、ラバーカップを買ってきてもらって、作業。

あっさりと、詰まりが直りました。

夜中に、何をやっても解消できなかった自分の無能さと、
ラバーカップの有能さを知らしめられました。

ラバーカップは、ぜひ一つ置いておきましょう。