7月20日、23日に「人事制度マスタープログラム」認定講座が行われました。
この講座はA4一枚評価制度をコンサルタントとして企業に導入できる「認定ライセンス」を得るために必ず通過しなければならない講座となっています。
内容も「お客様からの質問や要望にコンサルタントとしてどう答えるか」といったものや「人事制度を作ってみる」といったものなど、より深く実践的になっています。
ワークの充実度が最高潮に
認定講座で行われるワークは「出された問題に答えて、答え合わせをする」という単純なものではありません。
そもそも人事制度においては「答えがない」部分も多いので(そこが難しい)、様々な意見を聞いて、自分の中に多くの引き出しを持っておくことがとても重要です。
特に今回のワークでは、ここまでの28時間のマスタープログラムを乗り越えてこられた参加者の方々ということもあり、かなりレベルの高い意見や質問が飛び交っていました。
お題が実際にお客様から言われたら冷や汗をかくようなものばかりだったので、より危機感を感じられたのかもしれません・・
いかに優先順位を上げられるか
人事制度を導入・運用する上で重要となるのは、「いかに優先度を上げていくか」ということです。
そもそも人事制度の運用は「重要度は高いが、緊急度が低い」という第二象限に位置しており、そのままだといつかやらなくなって形骸化してしまいます。
そのため、人事制度の運用をルーチンワーク以上に重要なものとしてとらえて、第一象限に上げるようにしなければなりません。
たとえば、従業員が「サポートシートなんてやってる暇ないよ!」と言ってくるのは、まだまだ人事制度の運用が「業務としてすら認識されていない」ということです。
では、仮にお客様からのクレームが入ったり、上司から「1週間後に企画案を提出してくれ」と言われた際、この従業員は「そんな暇ないよ!」と言ってくるでしょうか?
優先順位が低いのは、会社としての重要度と本人の重要度が低いのが原因なので、まずはここを上げていくことがとても大事です。
最終課題
「人事制度マスタープログラム」認定講座の最終課題は1ヵ月以上をかけて取り組んでいただくものになります。
「最後の最後で・・(汗)」という感じかもしれませんが、何とか時間を見つけて、少しずつ取り組んでいっていただけたらと思います。
「この書き方は間違ってるからダメ!」という類のものではありませんので、過去の講座を見返しながら自分なりに考えて提出していただけたらと思います。