株式会社MillReef、日本ABAマネジメント協会の榎本です。

一日おきに、
「A4一枚評価制度&小さな会社の人事戦略」と、
「行動分析学で人を動かす」
というタイトルに関するメールを、お送りさせていただいています。

いつでもこちらから配信停止(https://i-magazine.jp/bm/p/f/tf.php?id=nearco)できますので、
お気軽な気持ちで読んでいただければ、大変嬉しいです。

今回は運用でも特に大事な「評価者スキル」。
人事評価制度を生き返らせる「運用シリーズ」第9弾で、
「評価者の3つのスキル(後編の前編)」をお届けします。

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★評価者の3つのスキル(後編の前編)。人事評価は運用だ!その9。【A4一枚評価制度と小さな会社の人事戦略】
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いまある人事評価制度はそのままで、運用を工夫しましょうという、
シリーズ。

前回は、人事評価の運用の中心となる評価者に必要なスキルは何か、
そして、それはなぜ必要なのかの「評価者の3つのスキル(前編)」をお伝えしました。

https://i-magazine.jp/bm/p/bn/list.php?i=nearco&no=11&m=746

「評価者のスキル」と言われても、
具体的には、何がどのようにできることなのでしょうか。

弊社のモットーは、「見える行動・測れる向上」です。
しつこいぐらい、具体性にはこだわっていきます。

評価者のスキルは、具体的には、
次の3つ。

1.「目標設定のスキル」
2.「期間の観察のスキル」
3.「評価コメントのスキル」

のこと。これらを身につけると、

1.「目標設定のスキル」→人材育成と成果の達成へ。

2.「期間の観察のスキル」→部下のモチベーション向上へ。

3.「評価コメントのスキル」→納得性と指導力へ。

これらの目的につながっていきます。
今回の後編では、これらをそれぞれ、
具体的に見ていきましょう。

1.「目標設定のスキル」→人材育成と成果の達成へ。

これは、期初に目標を上司がしっかりとチェック、
整えてあげることで、上記の目標を実現します。

まず、最初にしっかりと前期の評価結果から、

・期待する成果
・伸ばしてほしい能力
・現状の課題
・そこから何に取り組んでいくのか

これらを目標として、
期が始まる前に、本人とコミットメント(合意して約束する)し、
期中の計画を立てることができるかどうかの能力です。

この際に、目標の具体性だったり、
組織目標との連動性だったり、
本人の現状からの適切なレベルの設定だったり、
というような指導ができるかどうかという能力です。

2.「期間の観察のスキル」→部下のモチベーション向上へ。

上記の期初の目標をしっかりとコミットしたら、
期中にこれを観察していきます。

観察といっても、
もちろん、「ジーっとみる」ことではなく、
コミットしたことにちゃんと取り組んでいるかどうかを、
「マネジメント」するスキルです。

頑張って取り組んでいたら、
できるだけ早めに承認・賞賛のフィードバックをする。
「おお!頑張っているね!」

取り組めていない、サボってしまっているようだったら、
お尻を叩く。
「ちゃんとやらないと!」

うまくできない、何かしらの理由で止まっているようだったら、
相談に乗る。
「どうした?」

これらのコミュニケーションをすることで、
モチベーションを上げ、行動を促し、困難を乗り越えさせていくわけです。

「私はちゃんと見ているよ」ということが、
モチベーションにつながるのです。

頑張っていたら、ちゃんと上司が見て評価してくれる。
やっていなければ、お尻を叩かれる。
困っていれば、相談に乗ってくれる。

逆にいうと、
頑張ってもやっても、誰も見てくれていない。
サボっても誰からも指摘されない。
悩んでいても相談できない。

これが、一番モチベーションの上がらない職場です。

上司がトレーニングジムなどのコーチと同じ役割をして、
部下のモチベーションを上げ、成長と成果への行動を促すのです。

3.「評価コメントのスキル」→納得性と指導力へ。

最後は、評価時のスキル。
ここは、一度文章を書いたのですが、
あまりにもあわせると長くなってしまいましたので、
次回にお届けさせてください。

今回、タイトルが「後編の前編」となっているのは、
そのためです。

次回、「後編の後編」で、
評価時のスキルについて、
しっかりとお伝えします。

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★編集後記
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これらの評価者スキルは、
ほとんど研修などできていない企業が多いです。

しかし、決して習得困難な難しいスキルではなく、
上司になっているような方であれば、
誰でもが身につくスキルです。

今回のシリーズのテーマでもあるように、
制度を変えずとも、
運用を変えれば、人事評価制度は生き返ります。

制度を変えるのにお金をかけるようであれば、
その前に、ぜひ評価者の研修をしてみては、
いかがでしょうか。

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発売されました。動画での解説とツールが一式手に入ります。

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