実は昨日、入社の一か月前ですが、
新入社員が社宅に引っ越してきました。

なんと北海道からなのです。

詳しくは編集後記にて。

—————————————————————————————
★フィードバック面談その4.コーチングのスキル「承認」。【A4一枚評価制度と小さな会社の人事戦略】
—————————————————————————————

「承認」
承認の仕方にもコーチングスキルが活かせます。

ポイントは、ただ単に褒めるのではなく、
やはり事実を捉えて、具体的に褒めること。

とりあえず適当に褒めている、
などと思われないようにしたいものです。

・「YOUメッセージ」
・「Iメッセージ」
・「WEメッセージ」などがあります。

●YOUメッセージ

「あなたはすばらしい」、「あなたはよく頑張った」、
などのようにメッセージの主体が「あなた」となるメッセージのことです。
これは、あまり適当に使うと、逆に不信感になる場合もあります。

●Iメッセージ

メッセージの後ろに「私はとてもうれしい」、「私は鼻が高い」、
などがつき、メッセージの主体が「私」となるメッセージのことです。

これは相手が否定できないものです。

●WEメッセージ

「仲間もみんなもよろこんでいた」
「社長や幹部も名誉だと言っていた」

などのようにメッセージの主体が「組織」となるメッセージのことです。
より承認感が増していきます。

「前期できなかったこの項目が成長したね!A君、素晴らしいよ。
私もすごく誇らしいし、他部署の部長や社長もすごく褒めていたよ。」

・・・いかがでしょうか。
頑張った甲斐があったと、モチベーションが高まりそうではないでしょうか。

「前期できなかったこの項目が成長したね!A君、素晴らしいよ(YOUメッセージ)。
私もすごく誇らしいし(Iメッセージ)、他部署の部長や社長もすごく褒めていたよ(WEメッセージ)。」

となっています。

これらのコーチングスキルは、あくまでテクニック部分。
本質は目的を押さえて、しっかりと部下と向き合うことではあります。

ただ、ちょっとしたコツを知っているだけで、
相手からの言葉を引き出し、モチベーションを高める面談ができますので、
ぜひ実践してみましょう。

—————————————————————————————
★編集後記
—————————————————————————————

まだまだ小さい零細企業の弊社です。
新卒の採用などは全く行っていませんでした。

しかし、今回入社する彼は、
大学でABA(応用行動分析学)を勉強していて、
ぜひ仕事でもABAを活かしていきたいという想いが強かったのです。

客観的立場から、いろいろアドバイスもしましたが、
最終的には、弊社に入ることとなりました。

基本、あまり向上意欲のない私。(すみません)

彼の活躍の場を作る、という使命があった方が、
私自身のモチベーションにつながりそうな気がしています。