前回に引き続き、今回も運用でのポイント!
を、お伝えしていきます。
人事評価制度を導入する目的の一つに、
「人材育成」「動機づけ」「業績向上」というものがあるとしたら、
今回のテーマは必須中の必須です。
できるだけ早めにフィードバックをすること。
とても重要です。
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★大事なのは早めのフィードバック。
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もしも、査定することだけが目的であれば、
フィードバックは、評価点をつけるときだけでもよいでしょう。
1年間、どれだか評価項目に対して、
できたかできないか、発揮したか発揮していないかを付けることはできそうです。
でも、上記のような目的、
・「人材育成」
・「動機づけ」
・「業績向上」
を目的とするのなら、一年もほったらかしでは、
全くダメなのです。
できるだけリアルタイムで、
能力を伸ばしていき、自らすすんで行動してもらい、
早めに成果をだしていかなければいけないのです。
一年経って、あなたはどうでした、なんてやっていては遅すぎます。
評価項目は、伸ばすべき能力、やってほしい行動、達成したい成果への道しるべです。
日々の仕事において、
その道しるべをみながら、方向を確認し、ゴールへ近づいていくことが、
やりたいことなのです。
そのため、掲げた評価項目に対して、
その通りの行動をしたら、出来るだけはやめに「承認」のフィードバックをして、
動機づけを図ります。
「おお!いいねー!その調子だよ!」
できていない課題にあたったら、
できるように教えて、やってもらいます。
「ここはこうして、こうしてみたらどう?」
そして、また即時フィードバックします!
「できたね!成長したよ!」
これを、早め早めにすることにより、
できないことができるようになり、
頑張ってことを認められることでモチベーションがあがり、
方向をしっかり見据えることで、成果にも近づいていくのです。
人事評価制度などなくても、
いわゆる「優秀な上司」はこれをやっています。
普段から、部下をしっかり見ていて、
うまくいってなかったら、すぐにサポートする、教える、やれるように育成する。
頑張ってやっていることも見逃さず、
すぐに承認の声掛けなどをして、動機づけを図る。
しかし、残念ながら、皆が皆このような優秀な上司ばかりでもないのです。
それを、「人事評価制度」というシステムで、
だれもができるようにする。
期間中に、早めにフィードバックできるような、
定期的な業務を設ける。
上司が部下の頑張りをみて、声をかける機会を、
制度の中でできるようにしていくわけですね。
数多く、早めのフィードバックを制度の中でやろうとするためには、
制度自体はシンプルでないといけません。
負担が大きく、手間がかかるものでは、
継続できなくなってしまいます。
早めのフィードバックができるための、
シンプルな人事評価制度。
役に立って効果のあるものを目指していきましょう。
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★編集後記
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ABAマネジメントの本を出して、
いくつかご関心をいただいている方や団体から、
講演依頼、研修依頼がくるようになりました。
やはり、組織の社員の「行動」に関する悩みは、
直接の企業はもちろんのこと、間接的に関わる立場の方々にも、
とても関心の高いテーマのようです。
ABAマネジメントの良いところは、
その場限りの改善ではなく、
行動が起きる仕組みとしての風土が定着すること。
もしかしたら、
「働き方改革」にもつながる取り組みになるかもしれません。
(無理やりかな?)
ご関心がありましたら、
まずはWEBセミナーなどで、
お気軽にご参加してみてください。
定期的に開催しています。