6月1日から弊社【人事制度の学校】主催の「A4一枚評価&賃金制度マスタープログラム講座(3期目)」が始まり、6月11日に参加者の皆様が基礎実践講座を終えられました。
オリエンテーションから約1週間という期間で、約4時間の基礎講座を受けて、課題を提出してと、忙しい中で時間を取って学習していただいております。本当にお疲れ様です。
全28時間のプログラム(課題に取り組む時間を入れるともっと)となっていますのでまだまだ序盤ですが、中小企業向けの人事評価制度が構築・運用できるスキルを身に付けるため、是非とも最後まで走り切っていただけたらと思います。
質問の重要性とは?
何か新しいことをスタートさせようとする場合、想定していなかった事態が多々起きると思います。
そんな時に多くの人が取る行動は「関連した書籍を読む」「ネットで過去の事例を調べてみる」などだと思いますが、最も有効な手段が「先達者(つまり講師や先生)に質問する」ことです。
先達者とは、学問・技芸・修行などの先輩を指す言葉ですが、その道の経験を積んできている人に質問することで、知りたいことに加えて自分が想像もしていなかったような答えが得られることがあります。
そのため、もし講師に自由に質問できるような機会があれば、積極的に質問をしてみることをおすすめします。
A4一枚評価&賃金制度マスタープログラム講座参加者の方は、実践講座、チャットワーク、メールなど、質問できる機会がたくさんありますので是非お気軽にご質問下さい。
山本五十六の名言
基礎実践講座でも話に上がった山本五十六の名言、
「やってみせ、言って聞かせて、させてみて、ほめてやらねば、人は動かじ。」
この言葉には人材育成のヒントが凝縮されているので、文節ごとに少し深堀りしてみたいと思います。
やってみせ、=やってみせる
マニュアルを読ませたり口だけで説明しても、よっぽど優秀な人材でない限りは完璧に理解することなどできません。
そのため、自分が率先してやってみせることによって理解を進めてもらうという意識が重要です。
言って聞かせて、=言って聞かせる
やってみせて「分かったな、じゃあやれ」では本当に上手く伝わっているかどうか分かりません。
日本では背中を見せるのが美徳とされていますが、それだけではなかなか厳しいということですね。
そのため、やってみせることでイメージを掴んでもらい、言葉で補足説明をすると良いでしょう。
させてみて、=させてみる
実際の業務でも「頭の中では分かっていても実際にはできない」ということがよくあります。
そのため、より理解を深めるためにも実践してもらうことが効果的です。
ほめてやらねば、=ほめる
基礎実践講座の「A先行条件」「B行動」「C結果」の話でもあったように、ほめることは自信を持って仕事に取り組むための原動力になります。
あまりほめるのが得意ではない場合でも、「それで大丈夫」というように肯定してあげることが大事です。
人は動かじ。=人を動かす
ここまでの工程を行い、相手と信頼関係を築くことで「ようやく動いてもらえる」ということです。
育成が急務だと言われている「自律型人材」もこの段階に当てはまるでしょう。
山本五十六の名言は会社だけではなく、あらゆる場面で活用することができるのではないかと思います。
構築実践講座について
基礎実践講座の後、約8時間の構築講座を受講いただき、6月22日もしくは6月25日に構築実践講座となります。
大ボリュームとはなりますが、中盤の踏ん張りどころですので、A4一枚評価&賃金制度マスタープログラム講座参加者の方には是非楽しく取り組んでいただけたらと思います。