榎本あつしのBLOG(人事制度の学校・評価をしない評価制度・A4一枚評価制度とABA:応用行動分析学)

人事制度や社労士やら応用行動分析学の研究やら猫やら馬やら庭やらで毎日過ごしています。

個人目標を考えてもらおう。

2018/03/15

やってしまいました。

 

今日は、広島にて「ABAマネジメント」&「A4一枚評価制度」セミナーを行ないました。

 

持ち時間は4時間。

 

通常は、「ABAマネジメント」が3時間のコンテンツ、
「A4一枚評価制度」も3時間のコンテンツ。

 

なんとなく、合わせて4時間ぐらいにできるだろう、と思って臨んだのですが、

 

 

全く収まりませんでした。

 

 

さて、本題です。

 

個人目標を考えてもらおう。

 

A4一枚評価制度では、
評価項目や、目標などは、原則まずは会社が考えましょう、とお伝えしています。

 

なぜなら、ここを本人任せにしてしまうと、
自分が得意なことに偏ったり、出来る範囲の安全な枠でしか、
考えてこないことに陥ってしまうからです。

 

一方で、個人目標を書く欄も設けています。
これはなぜなのでしょうか。

 

 

 

それは、二つのメリットが出せるからです。

一つは、

会社の目標・組織の目標について考える機会が生まれるということ。

もう一つは、

自分の考えた項目があることで、評価制度自体に関心が高まるため。

 

人材育成のためにも、ここで会社の目標や組織の目標を見ながら、
自分が貢献できる行動はなにか、自分はこの期にどんなことをしていったらいいのか。

 

それを考え、書き出してもらうことを、
個人目標を考えるという工程でやってもらいます。

 

そして、自分で考えた目標が評価シートに掲載されることで、
他人事ではなく自分自身の約束だという自覚も生まれてきます。

 

ただし、あまりこの項目が増えてしまうと、
あまり業績にはつながらないような個人目標が増えてしまう可能性があります。

 

自分自身の好きなこと、得意なこと、できる範囲のこと、
そのような方向に進んでしまう傾向が出てきます。

 

短期的な業績目標であったり、望む人材像であったり、
大事なところはやはり、会社で決めて行くということは、おさえておきましょう。

 

個人目標は、多少は物足りないものが出てくるかも知れませんが、
他の項目で会社が決めた行動目標を掲げていますので、
ここはよほどでない限りは、本人が考えたものを優先してあげても良いでしょう。

 

この個人目標を入れる目的は、
自身で「会社の目標や組織の目標」をしっかり意識すること、
そして制度への関心を高めることなのです。

 

 

本日の日課 64点(明日は岡山で研修だ!)

(日課とは、オリジナルで作製した「行動アシスト手帳」に書かれている毎日やる25項目のうち、何項目やったかを点数化したものである。どんな項目かはナイショ。

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