フィードバック面談はやったほうがいい?
いやー、高校野球総選挙は面白いなー。
さて、本題です。
★フィードバック面談はやったほうがいい?
人事評価制度をすでにやっていて、
その改定に関する業務の依頼をいただくときに、
次のようなことを聞かれることがあります。
「フィードバック面談って、やったほうが良いのでしょうか?」
回答は、「もちろんです!」
なのですが、
人事評価をやっている「目的」が、
査定をすること、としている企業にとっては、
「フィードバック面談」をしないことに、
あまり疑問を持っていないことも、実は案外多いのです。
人事評価制度をやることでもたらされる「効果」を、
「業績向上」と「人材育成」と捉えると、
フィードバック面談は必須の重要なものになります。
ちなみに、「フィードバック」という言葉、
あまり聞いたことのない方もいらっしゃるかと思います。
辞書(デジタル大辞泉)によると、
フィードバック:
1 ある機構で、結果を原因側に戻すことで原因側を調節すること。
電気回路では出力による入力の自動調整機能、生体では代謝・内分泌の自己調節機能など。
2 物事への反応や結果をみて、改良・調整を加えること。
3 顧客や視聴者など製品・サービスの利用者からの反応・意見・評価。
また、そうした情報を関係者に伝えること。
「現場からのフィードバックを設計に反映させる」「アンケートの結果を担当部門にフィードバックする」
とのこと。
もともとは、1の電気回路などの設計に使われる用語だったようですが、
最近では、社会においてに2、3の意味で、
一般的に使われることが多くなってきました。
人事評価におけるフィードバックもまさにこれです。
その期間の目標や評価項目に対して、
どうだったかの結果に対して、
上司が反応し、意見し、評価し、伝える。
この期間で頑張ったこと、達成したこと、成長したことは、
良い反応、意見、評価をして、動機づけにつなげます。
逆に、できなかったこと、課題として明らかになったことには、
反応、意見、評価と同時に、どうしたらいいかの改良(改善)を伝え、
次期に活かすのです。
人事評価でやりたいことが、
まさにこの「フィードバック面談」ですので、
必須で行うと同時に、
「フィードバック面談」のスキルを上司が身につけておく必要があるのです。
面談時における、
聴き方、伝え方、質問の仕方、承認の仕方。
課題や指導の方法なども、重要なスキルなのです。
評価者研修(効果者訓練)を行うことで、
この「フィードバック面談」の効果も大きく変わります。
また、評価の後の面談だけではなく、
日々の「フィードバック」も上司のスキルとして、
とても重要です。
普段から部下を見ておき、
頑張っているようでしたら、すぐに承認のフィードバックをし、
やっていない、うまくいかないようでしたら、これもすぐに、
改良のフィードバックをします。
そんなに大層なことではなく、
「頑張ってるね!」や「こうやったらどう?」みたいな、
ものなのです。
期の途中から育成に繋がり、
成果へも着実に近づいています。
日々のフィードバックができる上司になっていきましょう。
組織の成果が大きく変わってきます。
●おまけ。
「優秀」と言われる上司は、そうでない上司と何が違うのか。
一つは、この「フィードバック」のスキルではないでしょうか。
普段から部下をしっかりみていて、コミュニケーションを取っているのです。
できていない上司は、
頑張っているのに承認をしていない、
やっていないのに、指導をしていない。
上司個々のパフォーマンスに任せても、
大きなバラつきが出てしまうので、
人事評価というシステムで、
皆がそれができるようなルーティンをつくること、
それをオススメしています。
宜しくお願いいたします。
本日の日課 60点(なんと腰痛発症。まさか自分はならないと思っていたのですが・・・)
(日課とは、オリジナルで作製した「行動アシスト手帳」に書かれている毎日やる25項目のうち、何項目やったかを点数化したものである。どんな項目かはナイショ)