おすすめの運用スケジュール。人事評価制度は運用だ!その2。
2018/08/26
今日は京都にて、日本応用行動分析学会の年次大会に参加。
あまりビジネスの場での事例は少なく、
特に組織におけるマネジメントとしてのものは、ほとんどなし。
だからこそ、私たちで事例を出せるようにしないといけないですね。
黙っていても、勝手になるものではないので、
しっかりと見据えて、取り組んでいかないといけません。
来年の4月までは、それを狙って。
頑張りましょう。
あ、夜には近くの居酒屋さんで食事。
非常に美味しい料理でした!かなり満足。
さて、本題です。
★おすすめの運用スケジュール。人事評価制度は運用だ!その2。
いまある人事評価制度はそのままで、運用を工夫しましょうという、
シリーズです。
1回目は、「おすすめの運用スケジュール」をお送りします。
人事評価というと、
点数などの評価をする、その時が「人事評価をする」と、
思われている方が結構います。
しかし、本当はそのような一時期だけの「点」の作業ではなく、
年間を通しての「線」の作業なのです。
その「線」である、人事評価の作業工程、
行き当たりばったりではなく、しっかりとスケジュールを決めて、
進めていきましょう。
また、もちろん業種や規模によりスケジュールは変わりますが、
数名から数十名の規模の中小企業で多くの業種におすすめ、
ということを想定で、お伝えします。
★期初(例:4月)
4月の一か月で、
・個人目標の設定
・評価シート、評価項目のブラッシュアップを行う
・上司、部下とのミーティング(今期はこれを頑張っていくというコミット)
を行います。
↓
★期中
5月~9月の半期で期中のマネジメントを行っていきます。
この間に、
・月に2回の部下との15分間ミーティング。
もしくは、
・月に2回の部下からの取り組み報告。と、それに対する上司のフィードバック。
※記録として残しておく
↓
★期末
10月末までに、
・本人評価&一次評価
・評価者ミーティング
・最終評価
・フィードバック面談
・個人目標の設定
・評価シート、評価項目のブラッシュアップを行う
・上司、部下とのミーティング(今期はこれを頑張っていくというコミット)
これで、半年のスケジュールです。
ポイントは、6か月のうち1か月を、
目標設定や評価などに費やして、
5か月を目標へのプロセスや成長に関しての取り組みをしていくこと。
この1か月、やることを集中してできるような工夫も必要です。
・本人評価と一次評価は同時スタートで、別々にやる
・上記の評価は、期間をとって締め切り制度(2週間後までに提出)にするのではなく、
時間をとって、その日に取り組んでもらう。
(例:10月2日の午後、全員が取り組む時間とするなど)
・評価者ミーティングも時間をとる。
(例:10月4日の午後、ミーティングするなど)
・出てきた結果をもとに、経営者や人事が3週目ぐらいまでに、
評価項目をブラッシュアップする。
・個人目標の設定も、締め切り制度ではなく、期日を設けて実施する。
(例:10月25日の午後、時間をとって行う)
・ブラッシュアップしたシートや個人目標を使って、
上司・部下のミーティングを行う。
こんな感じでしょうか。
よく、時間がかかる、時間がない、
と言われますが、いつまでに出してください、
という締め切り制度にしてしまうと、
かなり時間がかかることになります。
・・・そして、どちらにしても、
前日に慌てて、とりあえず目標作ったり、評価したりで、
中身も???になってしまいがちなのです。
目標設定、評価(本人・一次)ともに、
日付けを決めて、時間をとって、
説明、注意事項、簡単な研修をやったのちに、
その場でやってもらうほうが、
はるかに内容もよいものになるのです。
このような工夫をしながら、
しっかりと、残りの5か月(年で10か月)に、
成果への行動と、自己成長に取り組んでもらうことで、
業績が上がり、人材育成につながる人事評価になるのです。
▼だからこそ、A4一枚で。
当たり前ですが、
運用を継続させるためには、複雑ではなくシンプル。
無駄なことはせずに、重要なポイントを集中してやる。
ということが求められます。
そのための、
「A4一枚評価制度」なのです。
「楽で簡単」がコンセプトではなく、
「運用するためにシンプルに」がコンセプトということが、
分かっていただけると嬉しいです。
本日の日課 56点(納豆サラダが本当に美味しかったなあ)
(日課とは、オリジナルで作製した「行動アシスト手帳」に書かれている毎日やる25項目のうち、何項目やったかを点数化したものである。どんな項目かはナイショ)