人事評価制度の浸透はキーマンを味方にすること。
目指せ5kg減!
・・・というわけで、最近は昼食をサラダチキン&サラダorミニパスタという、
40後半中年男性が買うにはちょっと恥ずかしいメニューでコンビニで買い物しています。
おそらく店員さんに、
「サラダチキンおじさん」
とあだ名を付けられていると思います。
さて、本題です。
今回は、大抵の企業が悩んでいる問題。
制度を構築して、どのように皆に浸透させていくかのポイントをお伝えします。
★人事評価制度の浸透はキーマンを味方にすること。
人事評価制度の作成を業務としてから、
幾度となく体験している、この大きな壁。
経営者や、人事の方と半年~一年ぐらい、
何度も何度も打ち合わせして、これでいこう!と構築した制度でも、
実際に現場の人がやらないのです。
「なかなか浸透しなくてねえ」
という言葉を、
作成後の一年後になんど聞いたでしょうか。
人事評価制度はツールであって、手段ですので、
使ってナンボなのです。
(そのためにシンプルにする必要もあり)
なので、
できる限り「使える」ことを念頭において、
作成もして行っているのです。
にもかかわらず、
実際には現場はやってくれない。
なぜでしょうか?
一つは、
物事の浸透は、比例直線ではないということ。
浸透のための取り組みは、
やればやっただけ、影響を与えられるのではなく、
しばらくは、どれだけやっても、あまり響かないのです。
ある一定の人数がちゃんと取り組むまでは時間がかかり、
あるポイントを境に、
皆が取り組み始めるのです。
その低空飛行(手ごたえがない)の間に、
浸透しない、とあきらめてしまうのですね。
そしてもう一つは、
「キーマンを味方にできていない」
ということが挙げられます。
これは本当に重要なこと。
作成段階で、経営者の方が入っている場合は、
まだよいのですが、
人事部長などの責任者の方と進めていって、
作成した場合など、とても起こりがちなことなのです。
実際に現場での力がある人を巻き込んでいない、
という問題。
どんなに良い制度を作ったとしても、
たとえば営業部長のような、
人事よりも現場に近い、立場の上の方が、
次のように考え、言ってしまっては全く浸透なんてしません。
「忙しいから、そんなのやらなくていいよ」
つまり、
現場に影響力を与える「キーマン」をいかに味方にしておくか。
これが、人事制度を浸透させる非常に重要なポイントなのです。
そのためには、
作成の段階からプロジェクトに加わってもらうということ。
そして、何度も何度も人事評価制の目的と、
効果と、意義を話してわかってもらうこと。
仕事が終わった後、
一緒に飲みにいって熱く説明したり、
本気でやりたいから、協力してくれと嘆願したりするのです。
そして、影響力のある「個」を動かし、
味方にして、現場に広めていくのです。
現場に広める際にも、
皆がいるところで説明すれば効率がいい、
と思われるかもしれませんが、これはダメ。
一人ひとり、キーマンと同じようにして、
説明し、話し合って、
ある一定数を味方にしていくほうが、結果として近道なのです。
全員ではなくとも、ある一定数が、
ちゃんとやるようになれば、周りは必ずやるようになります。
そこを目指して、根気強く、泥臭く、
味方を増やしていく作業、それが「浸透」なのです。
本日の日課 68点(制度を作るよりも浸透に力を入れるほうが効果的です)
(日課とは、オリジナルで作製した「行動アシスト手帳」に書かれている毎日やる25項目のうち、何項目やったかを点数化したものである。どんな項目かはナイショ。