なぜA4一枚評価制度に行き着いたか。
事件です。
今日は目黒にて評価者研修でした。
渾身の力を込めて作成したワーク用のケーススタディ。
さあ、やろうとして資料をカバンから出そうとしたところ・・・。
ない。
ない。
ない。
・・・もってくるのを忘れました。
解答編だけ印刷してもってきていました。
ああ。
慌てて事務所に電話して、メールを送ってもらって、一応何とかなりました。
研修の順番を変更してなんとかセーフ。(セーフだったのか?)
評価時の評価者研修のときには、必ずケーススタディを行っています。
その業種、その会社にあわせた人物を一人想定して、ケースを作り、
それを皆で、その会社の評価シートを使って採点。
まあ、バラバラなこと、バラバラなこと。
同じケースと同じ評価シートを使っているのに、です。
でも、この研修を行うことで、自分がどこを見て点数をつける傾向があるのか、
事実を見つけて基準に基づいて評価ができるのかが分かってきます。
さて、長くなってしまいましたが本題です。
今日から毎日ブログ更新がスタートです。
じぶん実験の一つとして取り組んでみます。
ブログのタイトルも「A4一枚評価制度と組織のための行動分析学」に変えてみました。
一緒に社団法人をやっている矢野さんのブログをパクっ 参考にさせていただきました。
「個人事業家・フリーランスのための行動分析学」行動アシストラボ 矢野浩史
月曜日のブログのテーマは、「A4一枚評価制度」です。
今日は、なぜ私がこの「A4一枚評価制度」という形に行き着いたかを、
ちょっと書いてみます。
社労士として独立して3~4年ぐらいのころだったと思います。
当時の私は就業規則と会社ルールブックをメインに仕事をしていました。
ある時、外資の企業を独立してコンサルティング会社を設立した知人より、
「研修の仕事があるんだけれど、できますか」という依頼があり、仕事ならなんでもありがたい!と、二つ返事でOKをしてやることになったのです。
それが人事評価の研修でした。
大きな企業相手で全国の支店を回り、
研修講師も複数いた研修だったのですが、
一通り終わった後で、先方企業より良い評価をいただいて、リピートでやるようになりました。
それをきっかけに、人事評価に携わるようになり、
制度設計のプロジェクトや導入、運用サポート、研修も多くやってきて、
いつの間にか人事評価制度がメインの仕事になってきたのです。
最初のころはコンサルティング会社よりいただく仕事が多かったので、
どちらかというと大手企業の人事評価制度に携わっていました。
そんな中、毎度感じていたのが、
有名企業でも、大手でも、人事に優秀な専任者がいても、
ちゃんと効果を発揮して使えている人事評価制度ってほとんどない、という事実。
これを、実際の私の直接のお客様になる中小企業がやろうとしても、
まずうまくいかないのではないか、という懸念。
最初のうちは、大手の制度を踏襲して規模を小さくしながら作成して導入してみたものの、
やはり運用の面でうまくいきませんでした。
私の直接のお客様は中小企業なので、兼務の担当者だったり、社長が取り仕切ったりで運用するのですが、他の仕事を優先するうちにやらなくなってしまうのです。
こんなことやっていても、会社にも社員にもいいことなんかないな・・・と考えて、
効果がある使える人事評価制度にしなくては、そのためにはシンプルに・・・と考えてパッと思いついたのが、
この「A4一枚で評価をする」というものでした。
言葉の印象からか、難しい印象の人事評価制度というものが、かなり抵抗感が減って受け入れてもらいやすくなったのです。
・・・かなり長くなってしまったので、続きは次回。
こうして書き始めると書きたいことがたくさん出てきます。
明日は、日本人事労務コンサルティンググループ(LCG)様主催のコンサルティングスキルアップ講座で、「A4一枚評価制度」のセミナーをやります!
「業績を上げるA4一枚評価制度」の提案と作成手法
50人弱、社労士の方がご参加いただくとのことでしたので、
気合を入れて、ご満足いただけるようなセミナーにしたいと思います!
・・・明日は資料を忘れないように・・・。😁