監督が「こうやっていく」と立てた作戦を無視して、
自分の好き勝手やったとしたら、
その選手は評価されません。
では、選手が作戦通りに頑張ったのに、
試合に負けたとしたら、それは誰が悪いのでしょうか。
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★社員が頑張ったのに目標に至らなかったら。【A4一枚評価制度と小さな会社の人事戦略】
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経営者は監督、選手は社員として考えてみましょう。
監督であるあなたは、守って引き分け狙いの作戦を立てました。
選手はあなたの指示に従い、しっかりと望ましい行動をしていました。
FWも攻めることを抑えて、守りに力をかけていました。
にもかかわらず、最終的には1点を取られて、
負けてしまいました。
敵チームは、あなたのチームが引いてくるのを見越して、
その作戦に合わせて1点を取る戦略を立てていたようです。
さて、現実的にはこのようなこともたくさん起こり得ます。
選手は指示通りよくやった、でも結果として目標に届かなかった。
これはいったい、何に原因があるのでしょうか。
厳しいかもしれませんが、
やはりこれは監督の責任になります。
選手が指示通りに動かず、自分の好き勝手をやって負けたのであれば、
それは選手の責任です。
しかし、選手は指示通りの行動を頑張ってやったにもかかわらず、
負けたのであればそれは指示をした監督の責任です。
企業も同じです。
目標に対して指示を出したが、社員がその通りには行動しない、
自分の好きなこと、得意なことばかりやっているのであれば、
評価を下げることはもちろん問題ありません。
しかし、指示に対してちゃんとやっている、行動しているにも関わらず、
企業の目標に達しなければ、それは監督である社長の責任なのです。
社員の評価を下げて、社員の責任にしてはいけません。
そのため、目標に対してのその時の評価シートは、
しっかりと社長が責任を持って作らないといけません。
これをやってほしい、これをやれば業績があがる、
という評価項目を真剣に考え、検討し、社員に示す。
そしてそれをやったらちゃんと業績が上がるようにする、
という覚悟を持ってつくるのです。
中小企業の場合、業績を上げるためになにをやったらいいのかが一番わかる人は、
やはりオーナーである社長なのです。
社長がまずは何をやってほしいかを、しっかりつくるところから、
業績の上がる人事評価制度はスタートするのです。
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★編集後記
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年度末の業務が山積の時期に、
ちょっと休みをもらって旅行に出かける予定です。
一応、娘の卒業&高校合格祝いです。
それまでのあと3日、
しっかり仕事を片付けておかなければ。
気持ちよく休むためにも、
周りに負担をかけないようにしないといけないですね。