どうして世の中の人事評価制度はうまくいかないのか。5つの理由その4。
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さて、本題です。
全5回シリーズの3回目です。
「どうして世の中の人事評価制度はうまくいかないのか」のその4をお伝えします。
うまくいかない理由、その4は、
「力の入れどころを間違えている」
です。
どういうことか。ちょっとぼんやりした言い方ですので、みていきましょう。
「A4一枚評価制度」49ページより抜粋です。
「力の入れどころを間違えている」
この「力の入れどころを間違えている」ということは、
人事評価制度がうまくいっていない企業の
ほとんどがやってしまっていることです。
それは、期末の「評価」の時期にだけ労力をかけてしまっていて、
その他の期初や期中の時期に力を入れていないのです。
ちょっと図で見てみましょう。
上の図は、全体を100%とした場合に、
どこに力を入れているかとした場合の「ダメな」力の入れ方の例です。
期が始まるときに評価シートで目標設定をすることが多いのですが、
ここで適当にやってしまう。
期限が今日までだから目標を決めるという程度だけしかやっていない企業がとても多いです。
これは一部上場しているような大手企業であってもそんな感じです。
本当は、今期何を目指していくのかの目標や自分自身の課題とされる能力や姿勢をしっかり考え、
何をこの期に取り組んで行くのかというのをしっかり決めて、
上司や社長とその内容のレベルや方向性などをしっかり話し合って決定しないといけないのです。
しかし、残念ながら提出することが目的になってしまって、あまり力を入れていないのが実態なのです。
次に、期中です。
ここはもっとひどいもので、
まるっきり人事評価制度のことなど忘れ去られています。
目標を締め切りまでに作って出せた!
となったら、「のど元過ぎれば熱さ忘れる」で、
もう期末の評価をつけるときまで「ほったらかし」になってしまいます。
本当は期末だけが評価時期ではない
そして、期末の評価の時期です。
この時だけやたら労力を費やします。
人事評価制度をするといったら、
この期末の評価点数付けをすることだけを人事評価だと思っている人もいるぐらいです。
半年間や一年間のことを思い出しながら、
時間をかけて締め切りに追われながら、
嫌われないようにしよう、とか別の人と比べたらここを調整して、
など本来やってはいけない評価のエラーをたくさん出しながら、点数をつける。
これでは、苦労も多く大変な労力を費やし、それなのにうまくいかない。
部下はその評価に納得もしなければ、
途中はほったらかしなので、人材育成や動機づけも図れていない。
ないないづくしなのに、
大変さだけはつきまとうというやり方なのです。
これでは、人事評価制度が不満の要素になってしまうのもうなづけますね。
このように力の入れ方を間違って、
最後だけしか力をいれていない場合は、まずうまくいかないのです。
この間違った力の入れどころ、
分かっていてもなかなか改善ができないところです。
なぜなら、期初・期中の取り組みは、
いわゆる「第二象限」に入り、「重要」だけれども「緊急」でないものなのです。
これをできるようにするには、
やはり工夫が必要なのです。
その工夫とは。
長くなってしまったので、またの機会にお伝えしますね。
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