「面談時のコーチングスキル」。人事評価は運用だ!その17。
2018/09/28
じゃじゃじゃん!
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さて、本題です。
★「面談時のコーチングスキル」。人事評価は運用だ!その17。
いよいよ運用編も残りわずか。
今回は「3つの評価者スキル」をお送りします。
このメールやブログでも、
一度詳しく説明させていただいていますが、
とても重要なスキルですので、
ポイントをもう一度、です。
●「面談時のコーチングスキル」
コーチングのスキルで、
代表的なもの、それをフィードバック面談時に使えるようになりましょう。
フィードバック面談は、
・頑張ったら、思いっきり良い評価をして、モチベーションにつなげる。
・課題となるところを客観的に早めに明らかにして、次期の成長につなげる。
が、目的です。
この目的を実現するために、
次の3つのコーチングスキルを使いこなせるようにしましょう。
それが、
1.傾聴のスキル
2.質問のスキル
3.承認のスキル
です。
1.傾聴のスキル
・うなずき
部下の言葉にうなずきましょう。
それだけで、受け入れられていると感じるようになります。
親密感、信頼感への入り口です。
・バックトラッキング
「オウム返し」のこと。部下の言葉をそのまま繰り返します。
「人手が足りず、まだまだ技術も不足で、目標に達しませんでした」
という、部下の言葉に対して、「そんなの関係ない」、
というのではなく、
「そうか、人手が足りなくて、技術も不足で、目標に達しなかったのか」
とバックトラッキングするのです。
相手の言葉を繰りかえすことによって、相手は聴いてもらえたことを感じます。
・ペーシング
相手が早口で話しているときは早口に、
ゆっくりなときはゆっくり。相手と自分が同じペースで話したり、
口調が合っていると、安心感や、一緒にいるという感覚が生れます。
・共感
まずは相手の気持ちを受け止めましょう。
「○○が忙しかったので、手が回りませんでした。」
そこで、「それは大変だったね」「確かに忙しかったね」と、
まずは共感しましょう。
否定から入ると、口を閉ざしてしまいます。
目的は、部下に考えてもらい、話してもらうことです。
2.質問のスキル
質問のスキルは、この2つ。
「クローズド・クエスチョン」と「オープン・クエスチョン」です。
・「クローズド・クエスチョン」
「はい」「いいえ」で答える形の質問が、
クローズド・クエスチョンです。
例えば、こんなやりとり。
「評価は○○点です。」「はい。」
「△△が課題です。」「はい、わかりました。」
「来期はこんなことに取り組んでほしい。」「はい、頑張ります。」
「何か質問はある?」「いえ、大丈夫です。」
これでは、適当に生返事しているだけ。
早く面談終わらないかな、ぐらいしか考えていません。
・「オープン・クエスチョン」
一方、「はい」「いいえ」で答えられない質問が、
オープン・クエスチョンです。
自分で考えて、自分ではなさいといけなくなります。
先ほどの質問を、こう変えます。
「評価を見ての感想は?」
「どこが課題だと思う?」
「来期はどうしたい?」
「聞きたいことを教えて」
「面倒くさい上司だなあ」とか思われるかもしれませんが、
それでも、自分で評価を見て考えて、
どうしていこうか、ということを引き出すことが大事なのです。
3.承認のスキル
承認のスキルは、次の3つの認め方の使い分けです。
・YOUメッセージ
「あなたはすばらしい」、「あなたはよく頑張った」、
などのようにメッセージの主体が「あなた」となるメッセージのことです。
これは、あまり適当に使うと、逆に不信感になる場合もあります。
・Iメッセージ
メッセージの後ろに「私はとてもうれしい」、「私は鼻が高い」、
などがつき、メッセージの主体が「私」となるメッセージのことです。
これは相手が否定できないものです。
・WEメッセージ
「仲間もみんなもよろこんでいた」
「社長やお客も名誉だと言っていた」
などのようにメッセージの主体が「第三者」となるメッセージのことです。
より承認感が増していきます。
長くなりましたが、
以上がコーチングのスキルで、フィードバック面談に生かせるもの。
ぜひ、身につけて、
実践していきましょう。
本日の日課 76点(あれ、ちょっと下がってきた・・・)
(日課とは、オリジナルで作製した「行動アシスト手帳」に書かれている毎日やる25項目のうち、何項目やったかを点数化したものである。どんな項目かはナイショ)