人事評価制度は「運用」というけれど。
朝、事務所に入ると・・・・
なんと!荒らされた後が!
これは事件か!
誰がやったのか!??
一体犯人は!!?
「犯人はヤス。」
ルンバでした。
さて、本題です。
人事評価制度は「運用」というけれど。 です。
これは本当によく言われますね。
でも「運用」って抽象的でぼんやりとした言葉です。
「運用」とは具体的には何をどうすること?
って聞いても、これが意外に答えられない人が多い。
答えられないのなら、きっと「運用をしっかりやる」といっても、なかなかうまくは行かなそうですね。
私は「運用する」ということはどういうことかと聞かれたら、次のように答えています。
「人事評価制度を機能させること」
うーん、これでは良く分からないので解説です。
同じように人事評価制度を実施している場合でも、「運用できている」場合と「運用できていない」場合とがあります。
きっと、どちらもスケジュールどおりに評価シートに書き込んだり、評価点をつけたり、それを給与に反映させたりと、同じ工程で同じ作業をしています。
でも、人事評価制度の各工程をただこなしているだけでは、きっと「運用できている」とはいえませんね。
「運用」は、英語では「operation」「make use of」というようです。
辞書で調べてみると、「そのもののもつ機能を生かして用いること。活用」となっています。
つまり、人事評価制度を運用するということは、「人事評価制度 そのもののもつ機能を生かして用いること」という意味になります。
まだ抽象的ですが、ここで出てくる「機能を生かして」 がよいヒントになりそうです。
では、「機能」とは?
辞書では、「機能」とは「ある物 が本来備えている働き。全体を構成する個々の部分が果たしている固有の役割。また、そうした働きをなすこと」となっています。
たとえば、「心臓が機能する」というのは、心臓がちゃんと動い て血液を循環させるという役割を果たしているということです。
人事評価制度を運用するということは、人事評価制度を機能させること、つまり、「人事評価制度を、本来備えている働きや役割を活かして用いること」ということになります。
なので、やはり「目的」が大事なのです。
私は「A4一枚評価制度」の中で、公平性・納得性は捨てて(極端ですけどね)、人材育成や業績向上に的を絞るとうまくいくと書いています。
人事評価の最大の働きや役割はそこにあると。
「きちんとシートが提出される」「皆が締め切りを守る」などが「運用ができている」ではなくて、
「人材が育成されている」「業績が向上する」が「運用ができている」なのです。
相変わらず理屈っぽいことばかりいいますが、
ここはとても大事!
多少手間がかかっても、きれいなシートで出されなくても、遅れる人が多少いても、
人事評価を実施することで、ちゃんと目的に近づいているのならば、「良い運用」ができています。
逆に言うと、みんながきちんと取り組んでいたとしても、目的に近づいてなかったら、「ただやっている」だけ、「機能していない」状態、つまり、
「運用ができていない」人事評価制度なのです。
では、人事評価制度を「機能させ」「目的に近づく」ため、つまり良い運用をするにはどうしたらよいか、
これを次回、もう少し詳しくお伝えしたいと思います。
(次回といって続いたことがあまりないのはナイショ)
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本日の日課 60点 (昨日まで午前様でした。お客様
(日課とは、私のオリジナルで作製した「行動アシスト手帳」に書かれている毎日やる25項目のうち、何項目やったかを点数化したものである。どんな項目かはナイショ。)