レスポンデントとオペラント。その1。
2018/05/10
本日は、京都より経営者の方が人事評価の打ち合わせでご来社。
毎回、お越しいただいて4時間半の長丁場で作成しています。
しかも!
京都の美味しいお菓子をいただいてしまいました。
ありがとうございます。m(_ _)m
さて、本題です。
ちょっと専門用語を二つご紹介。
「レスポンデントとオペラント。」です。
★レスポンデントとオペラント。その1。
ABA(応用行動分析学)は、その名の通り、
「行動」を科学する学問です。
そして、この「行動」には、
大きく2つの区分があります。
それが「レスポンデント」と「オペラント」。
わかりやすく一言でいうと、
「レスポンデント」は、反応による「行動」のことで、
「オペラント」は、自発的な「行動」のことと考えるとよいでしょう。
私は、「レスポンデント」は「レスポンス」に似ている、
「オペラント」は「オペレーション」に似ている、
と考えて理解するようにしました。
「レスポンデント」とは、例えば、
・熱いものを触ると、手を引っ込める
・寒いところに行くと、体が震える
・梅干を口に入れると、唾液が出る
というようなものです。
そして、「レスポンデント条件付け」とは、
本当は中性である刺激に対して、
上記のような反応を引き起こすものと一緒に提示することで、
行動を引き起こすように条件付けをすることです。
この例で有名なもので、
「パブロフの犬」があります。
エサをみると唾液がでるのは「レスポンデント」。
それに対して、ベルの音は、元々は中性で、
それだけでは唾液とは全く関連付けされていません。
しかし、いつも「ベルの音」と「エサ」を同時に提示することで、
そのうちに、「ベルの音」で唾液を出すように、
条件付けすることができるのです。
これが「レスポンデント条件付け」です。
無条件で、反応によって行動をしてしまうようになります。
これに対して、「オペラント」があります。
「オペラント」は、何かを提示して、
その反応によって、無条件で行動するのではなく、
自発的に自分から行動する「行動」のことを言います。
同じように、「オペラント条件付け」もあり、
この条件付けにより、自発的行動を増やすことができるようになります。
どのように条件付けるかというと、
行動の「前」に刺激を出す「レスポンデント」と異なり、
行動の「後」に刺激を出す条件付けのやりかたです。
ABAマネジメントは、
ほとんどがこの「オペラント条件付け」をするマネジメント手法。
ちょっと長くなってしまったので、
「オペラント」に関しては、
また次回。
本日の日課 52点(ちょっと今ピークです)
(日課とは、オリジナルで作製した「行動アシスト手帳」に書かれている毎日やる25項目のうち、何項目やったかを点数化したものである。どんな項目かはナイショ。)