行動できない理由:「行動随伴性」がないから。
2018/05/24
舌の裏に口内炎ができてしまったのですよ。
先日、歯医者さんに行ったときに、
「あ、榎本さんごめん、ちょっと舌に当たっちゃった」
と、削るときに舌に傷がついて、
それが口内炎に成長してしまいました。
全然いいのですが、
問題は明日、セミナーなのに、この口内炎があって、
うまくしゃべれないこと。
ちょっと「ろれつ」が回らない時と、
同じような感じになってしまっています。
うがうが。
どうしよう。
どうしようもない。
さて、本題です。
実は、大分前に全6回シリーズでお伝えしていた、
「行動できない理由」。
↓
最後の6回目を書かないまま、
ほったらかしにしてしまっていました。
本日、長ロングパスによる、第6回目です。(しれっと)
★行動できない理由:「行動随伴性」がないから。
よく、「あとは、あなたが行動するかしないか次第です」
と言われるけれど、その「行動」することが、なかなかできない。
でも、それは、
「やる気」や「意思」の問題ではなく、
1.具体的に行動が定義できていない
2.課題分析ができていない
3.行動レパートリーがない
4.「きっかけ」がない
5.「結果」がない
6.つまり「行動随伴性」がない
からである、というもの。
本日は最後の、「6.つまり『行動随伴性」がない」をお伝えします
「行動随伴性」とは?
「行動」とは、そのまま行動なので大丈夫ですね。
問題は「随伴性」。
「随伴」なので、たとえば、「随伴者」。
親が子どもに学校に随伴する。
というように使ったりしますが、まさにこの「随伴」と同じ意味です。
何かの行動に「随伴」して、前後の環境が変わること。
「環境→行動→変化した環境」という一連の流れのこと。
これを「行動随伴性」というわけです。
「投稿する」という行動が、強化される随伴性がある
行動ができないのは、
やる気や意思の問題ではなく、
この「行動随伴性」がうまく機能していない、と考えます。
そう考えると、やる気や意思をなんとかしよう、
という考えではなくなり、
行動が出現するような、随伴性をつくっていこう、
という考えになってきます。
行動に随伴してくる、環境の変化を、
うまく作りだそう、ということです。
つまり、
行動を引き起こすような「きっかけ」を用意し、
行動を繰り返すような「結果」も出てくるような、
環境を作っていくのです。
具体的には、「きっかけ」は、チェックリストだったり、アラートだったり、
家族や友人からのサポートだったり。
「結果」はポイントカードだったり、グラフだったり、
SNSでの「いいね!」だったり、プチご褒美だったり。
このように「行動随伴性」を作り出すと、
つらくもなく、苦しくもなく、継続する行動ができるようになってきます。
こんな話にご興味ありましたら、
ぜひ当社団法人のセミナーにもお越しくださいね。
↓
本日の日課 60点(薬を塗ってごまかせないだろうか)
(日課とは、オリジナルで作製した「行動アシスト手帳」に書かれている毎日やる25項目のうち、何項目やったかを点数化したものである。どんな項目かはナイショ。