良い結果と悪い結果の綱引き。
2018/07/11
と ・ り ・ あ ・ え ・ ず 。
年度更新と算定基礎、一通り完了しましたー!!
いやー、スタッフの皆、ありがとうございました。
段取り悪くて、最終日バタバタしましたが、無事になんとか間に合いました。
で、超気楽な気持ちのまま、
ねこねこ55の40分スペシャルを見ながらブログ更新です。
(日付またいでるじゃん)
さて、本題です。
★良い結果と悪い結果の綱引き。
電車に乗るとき、
ドアが閉まる直前に駆け込む人がいますよね。
車内アナウンスでは、
「危ないですので、おやめください」
ということも言われたり。
乗っている人から、
白い目で見られたりもします。
かくいう私も、やったことがあります。
アナウンスで注意されたり、
周りから白い目で見られるのは、
本人にとっては「嫌な結果」なはずです。
行動した直後に、結構な「嫌なこと」が起きています。
にもかかわらず、
また飛び乗ってしまう、という行動が起きます。
これは、どうしてなのでしょうか。
人が行動した後には、
何かしら、世の中に変化が起きます。
そしてそれは、一つだけではなく、
複数の結果が出現します。
・注意される
・白い目で見られる
という、嫌な結果があるにもかかわらず、
もっと圧倒的に本人にとって良いことが起きてしまうわけです。
・間に合う電車に乗れる
ABC分析するとこのような感じです。
このように、いくつかの結果が出てきた中で、
本人にとって良いことと、悪いことで綱引きをしているような感じで、
どちらが勝つか、ということで、
強化されるか弱化されるかが変わってくるのです。
さらには、その日が大事な試験の日で、
絶対に遅れたらいけない日だったら・・・。
嫌なことはあっても、
電車に乗れるという良いことのほうが、
圧倒的に綱引きで勝ってしまうのですね。
人の行動は、
このように分析すると、
どうして行動するのか、しないのか、
そんなことが分かるようになってくるのです。
「マナーが悪い」
「自分勝手」
電車への駆け込みは、このように、
周りからみられる行動だと思います。
もちろん、その通りではあるのですが、
それをその人の内面の問題にしても、
なかなか改善にはつながりづらいのです。
先ほどの例のように、行動分析をして、
A:先行条件や、C:結果を、
うまく変えたり、整えたりするほうが、
実際の行動変容を可能にしていきます。
ABA(応用行動分析学)の最も得意とするところなのです。
本日の日課 56点(とりあえず猫出しとけばOKの世の中、今日もね。)
(日課とは、オリジナルで作製した「行動アシスト手帳」に書かれている毎日やる25項目のうち、何項目やったかを点数化したものである。どんな項目かはナイショ)