個人と組織のパフォーマンス。
今日は娘の高校の学校の合唱祭を見に行ってきました。
中学の時は、合唱祭は一大イベントで、
皆終わってから泣き出すほどの力の入れようだったのですが、
高校はそんなじゃないよ、と娘。
「まったくみんなやる気ないからがっかりすると思うよ」
と、期待しないで行きましたが、
いやいや素晴らしかったです。
さて、本題です。
★個人と組織のパフォーマンス。
学校の合唱祭の例でもそうですが、
複数人数で、どれだけレベルの高い成果がだせるか、
という見方があります。
「組織のパフォーマンス」です。
(これはパフォーマンス違い)
ついつい、全体の中で望ましい行動ができない個人、
もしくは問題行動を起こしてしまう個人の行動をなんとかしよう、
という改善案を思いつき、取り組もうとなりがちです。
「Aさんの事務処理が遅いから、Aさんの事務処理を早くしよう」
「Aさんの報告がないから、Aさんがちゃんと報告できるようにしよう」
というような感じです。
ここで、Aさんの事務処理を高めることすることが、
個人のパフォーマンス向上、ということですね。
ここで考えるべきことは、
Aさん個人の事務処理能力を高めたり、
報告を増やしたりすることで、
組織全体のパフォーマンスがどれだけ引き上がるのかということ。
ほとんどの人が、
望ましいレベルの事務処理能力を発揮していて、
Aさんのような一部が遅い人がいる。
この一人のパフォーマンス改善が、
組織全体にどれだけ好影響をもたらせてくれるか。
当然、組織全体のボリュームがどうか、
100人の組織のうちの一人なのか、5人のうちの一人なのか、
などでも全く変わってきます。
そして、
個人を何とかするということよりも、
組織全体のパフォーマンスを引き上げることが
目的になることの方がほとんどではないでしょうか。
そうなってくると、
個人の一人をなんとかする、
というよりも、極端な話、
その人は改善できなくて仕方なくとも、
組織全体のパフォーマンスを引き上げる、
という施策に取り組んだ方が、
コストも労力も時間もかからない場合があります。
Aさんの事務処理をなんとかしよう、
ではなく、
別の人が事務を担当して、
Aさんは事務ではない仕事をしてもらう。
Aさんが報告をちゃんとするようにしよう、
ではなく、
グループウェアを導入する。
この見極めが大事なのではないでしょうか。
ついつい、個の問題に目が行き、
それを何とかしなければ、
と視野が狭くなりがちですが、
本来は組織全体としてのパフォーマンス向上が大事なはずです。
そのために、
個人の行動改善に取り組む方がいいのか、
別の手段や取り組みの方がよいのか、
しっかり考えていきましょう。
●それぞれ目的を大事に。
やはりいちばん大事なのは、
何を目的にして、そのためにいま、何をするのか。
個別の問題解決に労力を費やしてはみたが、
あまり大勢に影響がないことは、非常に多いです。
ただもちろん、
一人の行動が周りの風土に影響を与えることもあります。
そこらの見極め、影響を考え、
いま、一番何に取り組むべきかを、
常に考えていく必要があるのです。
本日の日課 64点(明日は運命の一日!3頭出走です。)
(日課とは、オリジナルで作製した「行動アシスト手帳」に書かれている毎日やる25項目のうち、何項目やったかを点数化したものである。どんな項目かはナイショ。)