OBM(組織行動マネジメント)第4回勉強会を開催しました。
今日は今年初の忘年会でした!
そしておそらくこれが今年最後です!
懇親会関係が大の苦手な私なのですが、
この忘年会だけは毎年楽しみ。
開業時にお世話になったメンバーの方と毎年(昨年は中止)行っている、
いつも少し早めの忘年会です。
食べすぎました・・・。
さて、本題です。
OBM(組織行動マネジメント)第4回勉強会を開催しました。
と、いうわけで1~2か月に一回開催しているOBM(組織行動マネジメント)研究会。
テーマも資料も進行や解説も、
全て弊社の八重樫さんが行っています。
私は完全に参加者側になって、聞いたり質問したり。
今回も非常に興味深いテーマです。
「内発的動機づけはどれほど重要か」
デシやレッパーの実験などで有名なアンダーマイニング効果。
外発的動機付けでは人は動かず、
内発的動機付けが大事だよ、という一連のあれ(どれ?)。
そもそも、外発的や内発的の定義自体、とらえ方が結構人によって違うしなー、という問題もあります。
で、ビジネスの世界(別の世界でもそうですが)では、
使い勝手がよく聴き障りもよい言葉が、
ちょっと解釈を変えられて切り取られ、
使われることが多かったりします。
「外発的動機付け」はNGで「内発的動機付け」はOKだよ、
はまさにそれ。
報酬で人を動かすのではなく、自らの思いや意思で動くものだ、という解釈。
解釈自体に疑義もありますが、
やはり聴き障りが良く、うけやすい。
でも、実際に外発的動機付けがマイナスに作用するには、
限定された条件(それもかなり出現の少ない)でのみ可能性がある、
というのは、実は結構前から証明されていたりするのです。
きっかけとしての機能や、
行動が定着する段階での外発的動機付けは、
非常に有効に作用します。
これをNGとしていると、
行動の獲得、習慣化に時間がかかり、
結果として望ましい行動の生起・頻度が下がってきます。
「報酬で人を動かすのではなく、自らの思いや意思で動くもの」
結果論で語りやすく、簡単に使いやすいものですので、
多くの場面で見かけます。
が、これは楽な方向に進めるものであり、
自身の責任を放棄することができる便利な言葉なのではないでしょうか。
報酬の種類は何か、事前の予告はあるのか、その行動に随伴しているのか、行動に内在している面白さはあるのか。
外発的動機付けは、それがマイナスになる条件を理解し、
うまく活用することにより、行動変容(そしてそれがその人の生活の質をよくする)につなげることができるのです。
非常によい学びの場となりました。
OBM(組織行動マネジメント)に関心がありましたら、下記をご覧くださいー。
https://j-aba.com/obm-study2021/
本日の日課 52点(一番おいしかったとろろご飯を撮り忘れる)
(日課とは、オリジナルで作製した「行動アシスト手帳」に書かれている毎日やる25項目のうち、何項目やったかを点数化したものである。どんな項目かはナイショ)