社員アンケートはしてはいけない。
いやー。
先日から毎日のブログを復活させようと決意()したのですが、
早速ネタがない。
もともとが平々凡々に人生を過ごしたい人間ですので、
そもそも普段から自分で刺激を求めに行っていないのです。
そんな人間が日常をブログに書いても、
毎回、猫だとか馬だとか子どもの話とかのどうでもよい話に終始してしまうわけで・・・。
うーん。困った。
とりあえず猫。
さて、本題にいってみます。
が、ネタがないので拙著「A4一枚評価制度」より抜粋しちゃいます。
ふっふっふ。
最後の手段を使い始めたらそろそろ終わりだね()。
社員アンケートはしてはいけない。
社員アンケートは非常に危険だと思っています。
理由は二つ。
①社員の望むものが、会社の業績につながるとは限らない
②期待値だけが高まる
アンケートはしてはいけない、という言い方は多少極端かも知れませんが、あまり何も考えずにやってしまうと、この二つに苦しむことになります。
①社員の望むものが、会社の業績につながるとは限らない
は、誰が悪いわけではなく、立場の違いでそうなってしまうものです。
社員に経営者で同じ目線で考えてくれと思うのは、
非常によくわかるのですが、
そのように考えてくれる社員はめったにいないのが現実です。
これは経営者という立場と、
自分の労働力でサラリーをもらう立場の従業員では、
働く目的も当然異なり、
どんなに願っても折り合えない永遠の課題であるという事実を受け入れましょう。
(※絶対、というわけではありませんが、どこまで時間、労力を費やして働きかけられるかという現実問題です)
社員の望むもの=会社が望むもの
とは限らない、むしろ違うことが当たり前という事実を受け入れると、
次の考えに移っていけるようになります。
どうしても、自分のやりやすいように、評価を受けやすいように、
大変さや責任などは負わないようにという要素が、直接的にではないですが、意見に入ってきます。
それをそのまま会社に反映させていいのでしょうか。
最終的には、経営者にしか判断できないことがあるのです。
もう一つ、
②期待値だけが高まる
です。
これは、本当によくやってしまうことで、やっかいなものなのです。
アンケートを取るということは、
社員が不満な点と「こうしてほしい」という要望を、
会社に伝える機会になります。
つまり「期待値」が高まっている状態になります。
しかし、会社はその期待値を上回るような取り組みができるでしょうか。
色々な事情があり、
それを理由に要望が通らないことの方がほとんどです。
アンケートを出して、もしかしたら会社は何かしてくれるのか、
と思ったら何もしてくれないということも多くあります。
人間が満足や不満足を感じるのは、
「期待値」に対して、それを上回るのか下回るのかで決まります。
「社員アンケート」を取るということは、
まず間違いなくこの「期待値」を高める行為をしているということを分かってください。
アンケートを取るのであれば、そこから出てきた社員の意見に対して、
漏れなくしっかりと明確に回答をして、
何らかの取り組みを必ず実施するという準備と覚悟無しにやってはいけないのです。
適当にやってしまうと、わざわざ期待値だけ高めてしまうという、
不満を増やしてしまう行為になります。
お互いに良くない状況に持っていってしまうことになります。
しっかりと明確な目的(それが会社にとって有益な)と、
意見に対して期待を上回る回答&取り組みをするという準備と覚悟を持って取り組みましょう。
あまり何も考えず、やってしまうと、大げさではなく本当に危険なのです。
「鉛筆ナメナメ」ではないですが、
期待はしていなかったけれど、会社がやってくれた、という方が満足度は高まります。
人の気持ちというのは難しいものですね。
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本日の日課 60点 (重賞は惨敗でした。めげない。)
(日課とは、私のオリジナルで作製した「行動アシスト手帳」に書かれている毎日やる25項目のうち、何項目やったかを点数化したものである。どんな項目かはナイショ。)