あなたは透明の箱にお金を入れますか?
2017/09/19
広島が優勝!
・・・は素晴らしいのですが、その影で西武がすごい試合して頑張っていました!
広島に比べて、じみーな感じの西武ですが、若い選手中心に頑張っています。
CS勝ち上がって対戦したいです。
でも、ソフトバンクも相当強いしね。うーん。
さて、本題です。
あなたは透明の箱にお金を入れますか?
あなたの目の前に透明な箱が置いてあります。
後ろにはボードがあり、こう書いてあります。
「お金を入れてください」
さて、あなたはこの箱にお金を入れるでしょうか?
「いやいやいやいや、なんかあやしいし。」
と思われる方が、ほとんどなのではないでしょうか。
では、もしこの箱の後ろのボードに次のように書かれていたら、
どうでしょうか?
「このお金は、震災で避難している方の援助に使われます」
「このお金は、途上国の学校の設立に使われます」
「このお金は、犬や猫の保護のボランティアに使われます」
きっと、それぞれこの目的に賛同する人が、お金をすすんで箱に入れるでしょう。
人の行動は、目的を知っているかそうでないかで、大きく変わります。
(ABA的にはこれを「E・O/確立操作」といいます)
箱にお金を入れるという行動自体は、全く同じです。
にもかかわらず、自律的に行動を起こしたり、指示を出してもやらなかったりと、
目的が分かっているかどうかだけでも、人の行動は変わるのです。
さて、本題です。(いや、いままでも本題ですが)
人事評価制度の目的が分かっていますか?
貴社の人事評価制度をやっている人たち(評価者も被評価者も)は、
その目的が分かってやっていますでしょうか。
透明な箱にお金を入れろ、と言っているように、
ただ単にやることだけを伝えていませんでしょうか。
それでは人は行動しません。
なにを目的にやっているのか、
やることで何につながるのか、
それがどんな良いことをもたらすのか。
それをしっかり伝え(何度もやらないと伝わりませんよ)、
それに賛同してもらい、
その手ごたえを感じさせてあげると、
自分から行動をしてくれるようになります。
ただ単に、
・期日までに目標を作って出すように
・面談するように
・フィードバックするように
・エラーに気を付けて評価するように
なんて言っても、誰もお金は入れてくれません。
それよりも何よりも、
これを頑張ってやっていったらこれが実現するんだ、
という、目的をしっかり伝え、皆がその目的を分かって目指すことを第一にしていく方が、
人事評価制度の運用はうまくいくのです。
指標の一つとして、
定期的に社員に聞いていくといいでしょう。
「うちの人事評価制度は、なにを目的にやっているのだっけ?」
全員が、その目的を明確に答えられるようになっていれば、
きっと人事評価制度は成功します。
本日の日課 72点 (CS頑張れ~)
(日課とは、私のオリジナルで作製した「行動アシスト手帳」に書かれている毎日やる25項目のうち、何項目やったかを点数化したものである。どんな項目かはナイショ。)