榎本あつしのBLOG(人事制度の学校・評価をしない評価制度・A4一枚評価制度とABA:応用行動分析学)

人事制度や社労士やら応用行動分析学の研究やら猫やら馬やら庭やらで毎日過ごしています。

評価者研修でおススメのワーク、その4。

本日も、ちょっとふざけ気味の前話は自粛にて。

早速本題です。

 

★評価者研修でおススメのワーク、その4。

 

シリーズ(?)として、
お伝えしている評価者研修の時に行っているワーク、
今回はその4、です。

 

今回のワークは、
「自己紹介ワーク」です。

 

「自己紹介」といっても、
研修の受講者が自己紹介をするのではありません。

 

「私(講師役の人)」が、
1分間、自己紹介をするのです。

 

 

そして、受講者には、
その自己紹介から、
いくつ情報を知ることができたかを、
カウントしてもらいます。

 

例えば、「私は男です」と言ったら、
一つ情報が分かったとカウント。

 

その時にルールとして、
カウント数を他の人には分からないように、
指を折って数えるとか、正の字で数えるとか、
個人でカウントしてもらいます。

 

そして、1分間の自己紹介の後、
いくつカウントしたかを、それぞれ聞いていきます。

 

私は、

「5個以上の人は挙手してください」
「では、6個の人」
「7個の人」
「8個の人」

というように、挙手をしてもらいます。

 

その後、このように伝えます。

 

「私の話していることは、人によって変えていません。
しかし、なぜ人によってカウントが変わるのでしょうか。
話している側の問題ではなく、数える側の人の、数え方の基準が異なるからなのです。」

 

「評価も同じ。一人の人を見ても、
その評価をする人の基準で、評価が異なってしまうのです。
これをそのままにしていてはいけません。」

 

その後、グループで「作戦会議」をしてもらいます。

 

「どうして、その数になったかをグループごとに話し合いましょう。
そして、次はグループ内での数ができるだけ揃うように、
数え方の基準を作ってください。」

 

と言って、

 

作戦会議の時間を取り、
その後、2回目の自己紹介をします。

 

多少言うことを変えたりしますが、
基本は同じ自己紹介をします。

 

すると、大抵のグループで、
1回目よりも、バラつかずに揃ってきます。

 

このワークを通して、評価者同士が話し合う、
「評価者ミーティング」の効果と、必要性を体験してもらいます。

 

お互いの評価を話し合い、基準が違うことを認識し、
次はどのような基準で評価するのかを決めていく、
とても大事なミーティングなのです。

 

評価者ミーティングでは、話し合いの際に、
具体的に、相手に伝わるように話すことが求められるため、
評価者としてのスキルも身に付きます。

 

評価者ミーティングの必要性を感じてもらう、
とてもおススメのワークなのです。

 

 

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(日課とは、オリジナルで作製した「行動アシスト手帳」に書かれている毎日やる25項目のうち、何項目やったかを点数化したものである。どんな項目かはナイショ。

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