人事評価を作るときは「自社」に目を向けよう。
2018/07/31
今日は京都より、弊社にご来社いただきいた企業様と、
「A4一毎評価制度」のお打合せ。
ほぼ、完成まできました!
大雨や台風などで、現場も大変な中、
会社の大事な取り組みとして、何度もお越しいただました。
そして、ここまで来ましたので、
私としても何とか、大きく効果を出せるようにサポートしたいと思っています。
さて、本題です。
★人事評価を作るときは「自社」に目を向けよう。
必ず自社のオリジナルで作る方がうまくいきます。
当たり前といえば、当たり前なのですが、
でも実際には、他社を参考にし過ぎることが多くあるのです。
ついつい、他社でうまくいった例を知りたくなりますし、
それを活かす方が手間が省けるのでは、と思いがちです。
しかし、これは、一番肝心なことに向き合わずに
進めてしまうことになってしまいます。
その一番肝心なこととは、
「自社を知り、考える」
という工程のことです。
人事評価制度がもたらすメリットは、
その出来上がったシステムだけではなく、
構築するときの工程で得るものも、とても大きいのです。
・(うちは)このような会社にしたい、このようなことを実現したい
・(うちの)強みは、こんなことだ、(うちの)課題はこれだ
・(うちの)人材は、このような人がいる
・(いまのうちの)人材の成長度はこれくらいだ
・(いまのうちなら)3年後はここまで引き上げたい
このような「うちならでは」の要素を知り、
だから、
うちならこのような人材を育てる、
うちならここまで目指す、
うちの強みのここをのばしていく、
うちの課題のここをカバーしていく、
などを目指して、
人事評価制度を構築していくのです。
これは、コンサルティングにおける本質的なことでもあります。
過去の成功実績にしがみついて、
その時にやった手段・ノウハウでは通用しません。
その時とは異なる環境・要素を無視して、
同じことをやってもうまくいかないのは当たり前なのです。
◯真似ではなく、参考にするのはOK?
「そうはいっても、全く何もないと作りづらい。
真似はしないので、参考程度にはしてもいいのでは?」
と思われるのではないでしょうか。
もちろん、他社のいいところを取り入れるとか、
自身では気づかない内容を知るためにはメリットもあるとは思います。
全く参考にしてはいけない、
というわけではないのですが、
やはりどうしても、影響を受けてしまうことが見られます。
ついつい、この評価もしたい、
この項目を取り入れたい、というような感じになり、
出来上がったら他社によく似ている・・・。
というようなことになりがちです。
私もつい、過去の例を提示したりして、
よくそれで失敗してきました。
そこには本当に気を付けてほしいのです。
せっかく作って、一生懸命運用しても、
結局自身の会社の成長にはつながらない結果になってしまうのです。
なので、出来ればまずは、
参考にもせずにオリジナルなものを考えていきましょう。
そのために自社をしっかりと見て、考えましょう。
その作っていく工程は、
多くの効果を生み出していくことと思います。
本日の日課 64点(前段にオチがなくてすみません。基本、まじめです。)
(日課とは、オリジナルで作製した「行動アシスト手帳」に書かれている毎日やる25項目のうち、何項目やったかを点数化したものである。どんな項目かはナイショ)