浸透のさせ方。人事評価制度は運用だ!その3。
2018/08/29
おみやげを事務所に買ってくるわけですよ。
でも、すぐに食べちゃうのです。
私が。
うーん、なぜでしょう。
仕事をしていると、
やたらお菓子を食べ、飲み物を飲んでしまう。
誰か、ABC分析して。
さて、本題です。
★浸透のさせ方。人事評価制度は運用だ!その3。
いまある人事評価制度はそのままで、運用を工夫しましょうという、
シリーズ。
なかなか皆が真剣に取り組まない、
関心がない、といった場合の浸透のさせ方、
定着の仕方をお伝えします。
導入したものを浸透させ、
定着までを実現するにあたって、
気をつけるポイント。
それは、全体にではなく、
一人ずつ巻き込むということなのです。
どの会社、組織においても、
新しいものを導入し、それを実際に運用していくまでは、
かなりの労力を必要とします。
内容の良い・悪いにかかわらず、
今とは違うものは受け入れ難い姿勢になるのが組織というものです。
しかし、これを乗り越えないと、
実際に効果が出るまでには至りません。
ただやみくもに訴えれば、
皆が前向きに取り組む、ということはありませんので、
しっかりと「浸透・定着のさせ方」を理解し、間違えずに進めてほしいのです。
大きなポイントは2つ。
「浸透曲線は比例ではない」
「キーマンを巻き込む」
ということを分かっておきましょう。
▼「浸透曲線は比例ではない」
社員に発表する、説明するなど、何かに取り組み始めると、
徐々に浸透してやってくれる人が増えるように思いますが、
実はその通りにはいきません。
取り組みに比例して、
浸透は全くしてくれないのです。
しばらくは低空飛行で、
やってもやっても浸透しない時間が長くあります。
そしてしばらく続けていくうちに、
あまり効果がない、とあきらめてしまう・・・。
このようなことを繰り返すと、
社員には「またか」というような疲労感と無力感を与えてしまい、
逆効果になる恐れもあります。
最初のうちは、
浸透はなかなか思うように進まないことをわかっておき、
「めげず」に粘り強く、泥臭く伝えていく必要があります。
▼「キーマンを巻き込む」
まずは、味方になってくる人を一定数まで巻き込むことを目指しましょう。
ある時点(25%、4人に一人といわれている)を超えることを目指しましょう。
一部の人たちが真剣に取り組んでいて、
それがその一定数になると、
周りの人たちも一気にやり始めるようになります。
一気に低空飛行だった浸透度が引き上がっていくのです。
そこまでを根気よく取り組んでいくことが必要。
また、全員にまとめて伝えた方が効率がいいと感じますが、
これはNG。
「1人VS全員」というような図式になってしまうのです。
一人ずつ、しっかりとやりたい目的、
取り組んだらどうなるかを、
ひざを突き合わせて説明していくほうが、
結果的に早く浸透するのです。
その際に、できるだけ影響力の強い人物をキーマンとし、
その人を味方に、どんどん先に立って取り組んでもらうようにすることが大事なのです。
全体的に浸透させていくのではなく、
影響力のあるキーマンを味方にし、
一人ずつを本気にさせていく。
これが、新しいものを導入した際に、
早く浸透していくやり方なのです。
「どうしてもこれをやっていきたいんだ」
と、熱意を伝えて、
理解してもらうこと、
これが重要なのですね。
キーマンとなる人や、
周りの何人かが真剣に取り組むようになれば、
勝手にみながやり始めるようになります。
そこを目指す点として、
戦略的に浸透をさせていきましょう。
本日の日課 60点(「がまんが足りない」でよいかな。)
(日課とは、オリジナルで作製した「行動アシスト手帳」に書かれている毎日やる25項目のうち、何項目やったかを点数化したものである。どんな項目かはナイショ)