期中のマネジメントのコツ(後半)。人事評価制度は運用だ!その7。
2018/09/08
この前、何かの飲み会で、
どうして社労士になったのですか、とか、
やっていて楽しいですか、とか、
そのようなことを言われたのです。
そういえば、
社労士試験も終わり、「社労士は食っていけるか」などの検索から、
このブログに訪問に来てくれる人もいます。
まだ2回ぐらいしか書いていない、
「社労士開業記」の続きを書かねば。
では、明日から。
明日できることは明日やりましょう。
さて、本題です。
★期中のマネジメントのコツ(後半)。人事評価制度は運用だ!その7。
今回は人事評価制度を生き返らせる「運用シリーズ」第7弾。
「期中のマネジメントのコツ(後半)」をお届けします。
いまある人事評価制度はそのままで、運用を工夫しましょうという、
シリーズ。
前回は、人事評価制度が一番効果を発揮するかどうかの重要ポイント、
「期中のマネジメントのコツ(前半)」をお伝えしました。
↓
今回は、その後半です。
人事評価制度が、効果を発揮するかどうかの一番大事なところ。
大抵の人は、少し先の成果や、自己成長に関することは、
なかなか取り組めないものです。
それは、「緊急度」が低いということが一番の問題であり、
個人の「意識」や「やる気」のせいにしても、
なかなか結局うまくいきません。
期中のマネジメントを実現するための、
「緊急度をあげる仕組み」をいかに作るかにかかっています。
今回の後半では、
おススメのやり方。
緊急度を上げる「サポートシート」を導入するのです。
私がA4評価制度を企業様に導入する際には、
多くの企業が導入して、使ってもらっています。
「サポートシート」とは、
文字通り、サポートをするためのシートなのですが、
評価という仕組みをサポートするという意味ではなく、
社員の成長や、成果の実現をサポートするシートという意味です。
「サポートシート」には、評価シートと同様に、
・理念やビジョン
・今期の会社目標
・今期の組織目標
・今期の個人目標
・その人の評価項目
が記載されています。
大きく異なるのは、
本人評価や上司評価を記載する欄はなく、
その代わりに、「取り組んだかどうか」という欄があります。
ここに、
・◎ 大いに取り組んだ
・〇 まずまず取り組んだ
・- 何もしなかった
・× 問題あり
というように、「取り組みの状況」を、
チェックしてもらうのです。
そしてその右側に、
フリースペースを設け、
部下が振り返りコメントをする欄と、
上司がそれに対して赤ペンでフィードバックする欄を設けています。
(※手書きでなく、入力でされるケースも多いです)
放っておいたら、
緊急度が低く、後回しにしてしまう取り組みを、
このシートでのやり取りがあるおかげで、
・今年の目標を再認識
・自分の評価されるところ(成長するところ)
を、本人も上司も気づき、
取り組むきっかけになるのです。
そして、頑張って取り組んでいたら、
上司もこのやり取りの機会があるおかげで、
見逃さずに承認・褒めるフィードバックができます。
「ちゃんと頑張っているのを見ているよ」
これが、モチベーションに繋がるのです。
そして、全然取り組んでいないところは、
ちゃんとお尻を叩いてあげて、取り組ませる。
部下も、何もしないで提出したらまずい、
と思って、本を読んだり、練習したり、何かをやって、
提出するようになってきます。
そして、取り組んでいたら、
すかさず承認のフィードバック。
このやり取りを期中にやっていって、
期初よりも目標に近づき、育成が実現できるのです。
サポートシートを提出する仕組みで、
緊急度を上げることをしているわけですね。
行動が定着するにも、修正するにも、
行動してからフィードバックの時間が短ければ短いほど、
影響を与えることができます。
できれば、毎週、
難しかったら、2週に1度、
それを守って、サポートシートの提出をやっていくのです。
サポートシートには、
理念やビジョンも書かれています。
会社目標も書かれています。
提出の機会に、
これを見ることで、浸透にもつながっていきます。
やってみると分かるのですが、
一週間や二週間で何も変わらないよ、
という意見が出てきます。
それでもやるのです。
全部は取り組まなくてもいい、
一つでも二つでも、何かをやって、
提出してほしい。と伝えましょう。
一つでもいいので、取り組むことで成長に繋がる。
半年、一年後には、
何もやらないときに比べて、
大きく差がついてきます。
本日の日課 56点(2か月半も書いてなかった。すみません。)
(日課とは、オリジナルで作製した「行動アシスト手帳」に書かれている毎日やる25項目のうち、何項目やったかを点数化したものである。どんな項目かはナイショ)