「5つの着眼点」。
今日は午前中に「会社ルールブック」作成のためのワーク。
社員のほとんどの方に参加していただきましたが、
皆、積極的にどんどん意見出してくれていました。
いやー、良い感じ。
午後は横浜に移動して、
就業規則の打ち合わせ。
社員も交えて、説明からスタートでした。
夜はご飯をごちそうになりました。ありがとうございます。
そして、あと2日で三・連・休~!
その初日は!
そう、あの日です!
言わなくても、わかるよね!
なのでナイショです。
さて、本題です。
★「5つの着眼点」。
一昨日にお送りした、
人事評価制度に関する意識調査で、
「人事評価制度に不満を感じる理由」の第一位に、
・評価基準が不明確:62.%
というものがありました。
今回、この「評価基準が不明確」というものを解消する、
一つの「コツ」をお伝えします。
それが、「5つの着眼点」というやり方。
「着眼点」とは、
その名の通り、眼をつけるところで、
実際の職場において、どのような行動をしているか、
そして、それを見るポイントとして定めておくことです。
例えば、評価する項目が「コミュニケーション力」だとします。
比較的、多くの会社の評価項目でも入ってくる、
期待能力かと思います。
しかし、
このまま「コミュニケーション力」を評価しようと思っても、
何をもって「コミュニケーション能力」が高いとするのか、
まさしく基準が不明確なのですね。
主観的な基準によって、
評価をせざるを得ない、
だから、アンケートのような不満となってしまうのです。
ここで、「5つの着眼点」の出番です。
「コミュニケーション力」が高い人というのは、
この職場だったら、どんな具体的な行動をしているのか、
というものを、5つ書き出すのです。
例えば、
1.笑顔で自分から挨拶をしている
2.困っている仲間がいたら、声をかけている
3.話す相手に対して、うなづき、眼を見ながら聴いている
4.自分の意見を押し付けではなく、しっかりと伝えている
5.相手の意見を尊重して、聞くことができている
というような感じです。
そして、他の評価項目も同様に、
「5つの着眼点」で、
具体的な行動をつくっていきます。
そして、期中のチェックも、
最終の評価も、
この「5つの着眼点」のうち、
いくつできているか、でチェックをしてくのです。
5つともすべてクリアするようでしたら、
その項目の評価も高い点に。
1つしかできていないようだったら、
かなり低く、3つできているようだったら、真ん中。
具体的な行動ですので、
主観的な表現で点数をつけるよりも、
基準が明確で、ずれがなくなってきます。
そして、
課題も明確になってきます。
クリアできなかった具体的な行動を、
できるようになることを目指せばよいのです。
3つだったのを、4つや5つ、
クリアできるようになるには、
何をしていけばいいかも、
そのまま明確に記載されているのです。
もちろん、これを評価時だけにフィードバックするのではなく、
期中で上司・部下でやり取りをします。
「今は、3つしかできていないが、
これとこれの残り2つができるようになろう。
これをクリアすれば、この評価項目は満点になる。」
5つに絞ることで、
その5つの具体的行動以外のものが、
網羅できなくなるというデメリットも確かにあります。
しかし、そのデメリットを超えて、
余りあるメリットがあります。
基準が明確になる、課題が明らかになる、
評価者スキルがある程度でも、バラつきがなくなる、
その会社ならではの、職場の具体的行動が変わる。
「5つの着眼点」、おすすめです。
ちなみに。
3つでは少なすぎ、
7つでは多すぎ。
5つぐらいが、見ていくのに最適です。
真ん中評価が増えるのを嫌うのであれば、
4つか6つでもよいでしょう。
人事評価で人材育成という点を実現したいのであれば、
具体的指導がしやすい、
この「5つの着眼点」方式は、
とてもおすすめです。
本日の日課 68点(いや、本当にそろそろダイエット)
(日課とは、オリジナルで作製した「行動アシスト手帳」に書かれている毎日やる25項目のうち、何項目やったかを点数化したものである。どんな項目かはナイショ)