人事評価は手間がかかる。
2018/12/17
今日は結婚記念日でした!
えー、うちは入籍した日と、披露宴をした日が結構離れているため、
年に2回あるような感じなのですが、
今日は披露宴をした記念日でした。
簡単にケーキでお祝い。
さて、本題です。
★人事評価は手間がかかる。
前回同様、人事評価制度を会社に導入すると、
よくいただく評価者や社員側からの意見です。
運用が始まって、
浸透させていくために、
毎回苦労するところでもあります。
社員に評価をつけるということは、
非常に重大なこと。
もしかしたら、
その人の人生に大きな影響を与えることになるかもしれません。
もちろん、
「人」に点数をつけるのではなく、
期間中の「行動」や「成果」などの、
目に見える事実に評価をするのは当然なことです。
でも、やはり「その事実」が評価されているとしても、
それによって、給与や賞与、昇格・降格などに影響が出てくるのも現実。
そんな重大な影響を与えることを、
やはり「適当」にはできません。
「適切」にやるためには、苦労もしますし、時間もかかりますし、
責任も発生します。
(そこまで考えずに適当につけている上司がいることもありますが)
評価をする方も、大変な思いをするわけですから、
それは手間がかかるわけです。
普段の業務も忙しい中、
これに手をかけられないよ、となってきます。
そして、次のような意見が多く出てくるのです。
「もっと、簡単にできないの?」
A4一枚評価制度は、
できる限り継続することを重要視して、
シンプルに運用ができるようにしています。
しかし、それでもこのような意見が出てきてしまうことも多いのです。
ただ、ここでしっかりと考えてほしいのです。
人材育成や、モチベーション向上、
望ましい行動を増やして、成果につなげるのだから、
手間をかけてやる意義があるのだ、ということをです。
手間を少なくして、期中のコミュニケーションも減らして、
一年に一回の評価と、面談だけにすれば、
きっと大幅に手間は省けるでしょう。
しかし、それで人材育成やモチベーション向上、
成果への行動につながっていくのか。
負担感はなく、手間がかからなくても、
これらの目的につながらなかったら、
やらない方がいいのです。
手間がかかっても、この人事評価制度を運用することによって、
人が成長し、モチベーション高く行動し、
それがちゃんと成果につながっているのであれば、
頑張って取り組んでほしいのです。
ここらあたりの説明を、
評価する側、される側にしっかりと説明し、
理解してもらって、運用を進めていく必要があるのです。
今回のような意見が出ることを、
最初から導入時にちゃんと説明しておかないと、
「現場から不満が出ている」
というような批判となり、
浸透をあきらめてしまう、というような事態に陥ります。
まだ効果が出ていない時点は、
辛抱して続ける時期。
その時の意見も無視はできませんが、
そこですべてを判断しないようにしましょう。
一方で、早めに効果を実感させていくことも、
意図的に狙っていかなければいけません。
4年も5年も何も効果が出ないのなら、
やはりそれは「手間だけ」といわれることになるでしょう。
本日の日課 52点(浸透はめげないこと。やっぱりそうなのです。)
(日課とは、オリジナルで作製した「行動アシスト手帳」に書かれている毎日やる25項目のうち、何項目やったかを点数化したものである。どんな項目かはナイショ)