榎本あつしのBLOG(人事制度の学校・評価をしない評価制度・A4一枚評価制度とABA:応用行動分析学)

人事制度や社労士やら応用行動分析学の研究やら猫やら馬やら庭やらで毎日過ごしています。

人事制度は「選ばれるため」のツールでもある。

2020/08/13

「THE HEAD」、全6回観終わりました!

 

面白かったです。

伏線どうだった!?
と、気になるのでもう一回観たくなりますね。

 

さて、本題です。

 

人事制度は「選ばれるため」のツールでもある。

 

人事制度の本来の目的は、「業績向上」と「人材育成」です。

 

あ、うそうそ。

 

これは、私の提案する場合の人事制度です。
当然、違う場合もありますよね。

 

それぞれ、導入する企業さまには目的があり、
それを実現するための「手段」であり「ツール」の一つが人事制度です。

 

個人的な意見ではありますが、
公平性も納得性も、処遇の決定も、適正な評価も、
すべて目的につながる効果を発揮する必要な要素で、
最終的な目的ではない、と考えております。

 

それは、さておき。

 

おそらく、どの企業さんでも一番の目的ではないかと思いますが、
予想せず、結構効果を発揮するのが、「採用力強化」なのです。

 

そう、「選ばれるため」のツールでもあるのです。

 

 

中小企業の場合は、中途採用が多くなります。

 

その場合に、求職者は地域・職種で仕事を探します。

 

コロナ禍で少し状況は変わりましたが、
これから労働力人口が減少する中で、
企業は「選ぶ側」ではなく「選ばれる側」です。

 

同地域にあるA社、B社で、
片方には人事制度があり、もう片方にはない。

 

面接のときの説明で、人事制度のあるA社は、

「当社には人事制度があります。あなたが入ったときの等級はL3からスタート。その場合の評価項目はこれになります。
 3年ぐらいで、L1になるためには、これを身に着けてもらって、これができるようになってほしいと期待しています。
 その時の給与はこれくらいです。」

 

と、人事制度の概要書や評価項目、範囲給の提示、等級に求められる役割などを説明できます。

 

一方、人事制度のないB社。

 

「頑張れば、給与は上がっていきます。制度とかはありませんが、ちゃんと見ていきますので。」

 

求職者が企業を選ぶ時代。

 

A社、B社、どちらが選ばれる確率が高いでしょうか。

 

本来の目的ではないかもしれませんが、
「選ばれるためのツール」としての効果も、実は大きいです。

 

企業規模にかかわらず、
人事制度を導入するメリットの一つではないでしょうか。

 

本日の日課 64点(今日も暑くてバテバテです)
(日課とは、オリジナルで作製した「行動アシスト手帳」に書かれている毎日やる25項目のうち、何項目やったかを点数化したものである。どんな項目かはナイショ)

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