電気を消すのを忘れるのはなぜか。
2018/07/21
本日は、前の職場の馬サークルの集まり。
当時、カラオケボックスに集まって、
POGの大ドラフト大会をやっていたのを思い出します。
(その前の道路、今日通ったしね)
その前の会社のそばの渋谷のお店にて。
皆、一口馬主をするようになりましたが、
同じようにずっと馬の話だけで4時間。
さて、本題です。
★電気を消すのを忘れるのはなぜか。
電気を消すことを忘れてしまうことってありますよね。
「節約心がない」
「注意力がない」
などと怒られたりします。
でも、なぜ消すのを忘れてしまうのでしょうか。
電気をつけるのを忘れる人はいないのに。
行動レベルでみると、スイッチを押すという行動は、
ほぼ同じ動きです。
どっちかが難易度が高い、というものでもないですね。
行動分析すると、これがよくわかります。
★電気をつけるとき
暗い部屋に用事がある人にとって、
部屋が明るくなるということは、
かなり大きな好子なのです。
一方、
★電気を消すとき
さて、いかがでしょうか。
部屋の外に出る人にとって、
部屋が暗くなることは、特に好子にも嫌子にもならないのです。
どっちでもいいのです。
つまり、
電気を消すことは、強化されない行動なのです。
消し忘れを防ぐためには、
「節約心を持て」とか「もっと注意しろ」といっても、
この行動の仕組みがある以上、
なかなか改善にはつながりません。
別の好子や嫌子を作るなどして、
ABAマネジメントの手法を用いる方が、
現実的な改善につながるのです。
★他の結果も出現する
電気をつけると、「部屋が明るくなる」という結果以外にも、
「電気代がかかる」という、
嫌子になりそうな結果も出現します。
一方で、電気を消すと、「電気代がかからない」という、
好子になりそうな結果も出現します。
でも、消すという行動が強化されないのはなぜでしょうか。
それは、量があまりにも小さく、
しかも目には見えない結果だからなのです。
ほんの数円変わるか変わらないかの違い。
しかも、その請求が来るのは後。
影響を与えられない結果なのです。
もし、電気を付けたらその場で500円取られるとか、
消したら、500円もらえる、などの結果を作っていけば、
行動はきっと変わることでしょう。
本日の日課 56点(楽しい飲み会でした)
(日課とは、オリジナルで作製した「行動アシスト手帳」に書かれている毎日やる25項目のうち、何項目やったかを点数化したものである。どんな項目かはナイショ)