榎本あつしのBLOG(人事制度の学校・評価をしない評価制度・A4一枚評価制度とABA:応用行動分析学)

人事制度や社労士やら応用行動分析学の研究やら猫やら馬やら庭やらで毎日過ごしています。

「意識」や「やる気」は行動の原因ではない。

 

うちの事務所にマッサージチェアを導入!

 

 

 

 

・・・うちの実家にあったお古です。

 

「使わないから持っていって」といわれて、
スペースだけは広いうちの事務所に置きました。

 

スタッフはデスクワークが主ですので、
休憩時間にぜひ、と思ってでした。

 

 

 

 

 

私が毎日使っています。

 

 

15分コースがちょうどいいです。眠れます。

 

 

 

さて、本題です。

 

「意識」や「やる気」は行動の原因ではない。

 

ABAマネジメントの基本的な考え方です。

12月15日発売の拙著、「自律型社員を育てるABAマネジメント」でも、一番最初にこの話を持ってきています。(宣伝、宣伝)

 

世の中の常識では、おそらく次のような考え方が当たり前。

 

【「意識」が変わることで「行動」が変わる】

最初に意識があり、それが行動を引き起こす、という考え方です

 

「望ましい行動をしないのは、その個人の意識が低いから」

という理屈には、数多くの人がその通りだと思っていることでしょう。
そのスタート時点の考え方に、あまり疑問を持つ人はいません。

 

そのため、意識を変えれば人が変わる、という考えになり、研修や人材マネジメント手法なども、
意識を変えるものを行うことが多くなってきます。

 

しかし、これでうまくいっていないケースも非常に多いと感じています。
研修をしたのに、望ましい行動に結びつかない。

 

その結果、「意識が変わらない、お前はダメなやつだ」と、個人の人間性が責められます。

 

すると、その責められる個人も不幸になり、組織も結局は成長していないという事態に陥ります。

 

「ABAマネジメント」では、この考えを180°大きく転換し、
「行動」に直接働きかけ、科学的な原理原則を用いて変えていきます。

 

 

行動の原因は「環境の変化」である。

 

行動の前後における「環境の変化」が、その人の行動を引き起こしたり、しなかったり、
習慣化したり、しなかったりを決めています。

 

これを、「行動随伴性(こうどうずいはんせい)」といいます。

(※ちなみに本ではこの専門用語は一回も使っていません。)

 

行動随伴性(行動についている環境の変化)が原因であると分かると、
個人が責められるのではなく、どうして行動が起きないのかという、環境要因に着目できるようになります。

 

他人だけではなく、自分自身の行動に対しても、です。

 

ABAマネジメントを使う一番のメリットは、
他人も責めず、自分も責めず、みんなで行動を変えていこうという、考え方になれること。

 

そして、思考停止に陥らずに、現実的な改善につながること。

 

ちょっと長くなってしまいましたので、
続きはぜひ本を読んでみてください。(やはりあざとい)

 

本日の日課 60点 (マッサージチェアで眠ると風邪ひくよ)

(日課とは、私のオリジナルで作製した「行動アシスト手帳」に書かれている毎日やる25項目のうち、何項目やったかを点数化したものである。どんな項目かはナイショ。)

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