ビデオカメラテスト。
2018/03/10
26人連続殺人だったかー。
まさかの高瀬。気づかず。
アルファベットの26個の頭文字の死因。
うーん、面白い。
さて、本題です。
ビデオカメラテスト。
ABA(応用行動分析学)でよく用いられる、
「行動」を見定める手法の一つ、「デッドマンテスト」というのを、
前回はお伝えしました。
もう一つ、行動を決めるのに重要なチェックが、
「ビデオカメラテスト」です。
これは、その人をビデオカメラで撮影したとして、
それをモニター越しに見た人が「何をしているか分かる」程度に、
具体的になっているかどうか、という目線でのチェックのやり方です。
また、こちらも簡単なワークで考えてみましょう。
【ビデオカメラテスト】
さて、次の事象は「行動」でしょうか。「行動ではない」でしょうか。
1 業務手順を理解する
2 効率化を徹底する
3 クレームをなくす
4 コミュニケーションを円滑にする
5 健康管理に気を付ける
さて、慣れてしまえば簡単なのですが、
なかなかすぐには、具体的かどうかの判断は難しいかもしれませんね。
解答は・・・・全て×、行動ではない。
になります。
「理解する」
「徹底する」
「なくす」
「円滑にする」
「気をつける」
というような表現は、行動だと思われるかもしれませんが、
本当は具体的ないくつかの行動の積み重ねや集合したものを、抽象的に表している表現なのです。
ビデオカメラで撮影した映像を見た人が、
「理解している」などと分かるでしょうか。
ちょっと難しいですね。
「答えを書いている」
「質問に全て口頭で応えている」
などと、もう少し具体的に落とし込んでいれば、
「理解している」と同様なことであっても、
ビデオカメラテストをクリアできるようになります。
このように、ビデオにとった映像を、
他の方がモニター越しに見たとして、
何をしているかが分かる程度に具体化する。
変容させたい行動をターゲットする際に、
とても重要なことなのです。
本日の日課 60点(次回、最終回!)
(日課とは、オリジナルで作製した「行動アシスト手帳」に書かれている毎日やる25項目のうち、何項目やったかを点数化したものである。どんな項目か