自律型社員の行動特性とは。
2018/03/25
今日も色々な出来事がありました。
出資馬が負けたり出資馬が負けたり出資馬が負けたり。
あと。
ちょっとケンカしたり。ケンカじゃあないけどね。
さて、本題です。
●自律型社員の行動特性とは。
拙著「自律型社員を育てる『ABAマネジメント』」。
ここに出てくる自律型社員とは、
具体的にはどのような人のことをいうのでしょうか。
明確な定義がないと、その育成もなかなか進まないものです。
さて、「自律型社員」となるためには、
そのようなレッテルを貼ってもらえるための「行動特性」をみつけ、
その行動を身に付け、習慣化となることで、育成することができます。
ABA(応用行動分析学)のアプローチによる、
「行動」からの育成です。
この「自律型社員」の行動特性を考えていきましょう。
辞書や一般的なビジネス書で「自律型社員」を調べると、
このように書かれています。
【自律型社員の定義】
「自らが考え、判断し、行動できる社員」
人によって、多少捉え方の定義は異なるかと思いますが、
概ねこんな感じではないでしょうか。
ただ、このままでは「行動」ではあるけれども、
まだ、具体的レベルにはなっていないようです。
具体的行動まで落とし込んでいないと、
結局、何もしないままでいるということが往々にしておきます。
今、その場でできないことは、明日も明後日も、一年後もできません。
具体性をチェックすることは、一歩踏み出す行動にしておくという意味で、
非常に重要なのです。
【自ら考える】
・もっとよい仕事のやり方を、自ら提案する
・どうしたらお客様にもっと喜んでもらえるか、案を出す
・なぜ、仕事がうまくできないか、理由を書き出す
・理念を実現するには、何をしたらいいかを発表できる
・自分が成長するためには、どんな知識と技術が必要かを伝えられる
【自ら判断する】
・次の仕事は何をやるべきかを、決めて周りに伝える
・選択肢が出た時に、理念に基づいて正しい方を選ぶ
・お客様から質問を受けた時、的確な回答を言う
・チームとしてのメリットを優先した、仕事の取捨を作る
・いまやるべき優先事項がわかり、それを書き出す
【自ら行動する】
・指示が出る前に、仕事を始める(仕事はその人の実業務)
・自分の仕事が終わった後、新たな仕事を始める
・立候補を集うようなとき、手を上げる
・会議では、必ず意見をいう
・難易度の高い仕事も、出来ないと言わず、やり始める
まずは、こんな感じで具体的行動レベルにしてみました。
実際には、その企業・組織に合わせた内容で、
もっとたくさん書き出してみましょう。
この工程を、研修ワークとして実施してもよいでしょう。
とても効果は大きいです。
研修を通して、抽象的な定義から、
具体的な行動レベルを考えるようになってきます。
ここに掲げた具体的行動、これがどんどん職場で起きるようになる、
そのような人が増えてくる、と「自律型社員」が増えてきたと言えそうです。
そして、実際にそのような人が増えてきた組織は、
間違いなく強い組織となれそうです。
本日の日課 48点(今日もいろいろありました。悪い方。)
(日課とは、オリジナルで作製した「行動アシスト手帳」に書かれている毎日やる25項目のうち、何項目やったかを点数化したものである。どんな項目かはナイショ。)