人でもやはり即時フィードバック。
本日は、伊香保温泉の宿泊施設にて、
LIXIL様主催のセミナーの講師を務めました。
東京の西の方に住む私は、
圏央道にて関越から行くと1時間半ほど。
途中の高坂SAにて休憩。
ちなみに帰りは上里SAにて休憩。
ご先祖様に、
「SAに入ったときには、必ずソフトクリームを食べなさい」
と言われて育ってきました。(うそ)
そして車の中のBGMは、
娘が入れていた音楽のヘビーローテーション。
あいみょん。
さて、本題です。
★人でもやはり即時フィードバック。
「行動に影響を与える結果の出現は、同時が一番強く、
その後即時から時間が経つに連れ、ほとんど影響を与えなくなってしまう」
という原則。
行動と同時に結果が出る場合が一番影響を与え、
実は、そこから1秒や2秒経っただけでも、
急激に影響度が下がってしまっています。
(分かりやすく60秒ルールといったりしますが、ホントは60秒ではなく数秒)
例えば、
犬にお手を教えるときのことで考えてみましょう。
最初は辛抱強く、犬に「お手!」というような声をかけ、
身振り手振り、自分の手に足(手?)を乗せさせようとしますね。
そして、お手をしたその瞬間に、
「よし!よし!良い子だ!」と褒めながら、
ご褒美のエサを出すわけです。
この「褒め言葉(言葉は理解していないが、飼い主が喜ぶ)」や「エサ」が、
行動の直後に出ることで、お手を繰り返すようになるわけです。
これが、このような結果(褒められる、エサ)が、
10時間も後になって出てきたとしても、
お手という行動には、全く影響を与えられないということです。
遅すぎるのですね。
動物での実験は多く行われていて、
数秒経ってしまうと、ほとんど影響が与えられないのが分かっています。
★人間には言葉がある
しかし、私たち人間には、他の動物とは決定的にちがう、
「言葉」というものがあります。
この言葉があるおかげで、
動物では即時フィードバックでないと意味がなかった結果の出現が、
後になっても影響を与えられるようになっているのです。
言葉として、
「この行動をした」から「この結果が出現した」と関係付けられるのです。
人に対しての、このような、結果の遅延に関しての行動への
影響力に関する実験データはあまりないのですが、
一説にはそれでも2週間以上経過すると、
行動への影響力はほとんどなくなると言われています。
頑張って行動した直後に、
誰からもフィードバックされないような行動は、
強化(弱化)もされにくいのです。
逆に、頑張った直後に、褒められたり、
嬉しい言葉をもらったりすると、
その行動は繰り返されるようになります。
部下のモチベーションを上げることのできる有能な上司は、
いつも部下を気にかけていて、褒めることを後回しにはせず、
即時に声掛けしているのではないでしょうか。
「いつも見てくれている」という環境が、
動機づけの起きる職場なのです。
本日の日課 60点(今日のLIXL様でも、上司のスキルで大事なのは即時フィードバックと主張してきました)
(日課とは、オリジナルで作製した「行動アシスト手帳」に書かれている毎日やる25項目のうち、何項目やったかを点数化したものである。どんな項目かはナイショ。