行動コストをコントロールする。
2018/06/07
一年間で一番楽しい季節がやってきました!
きたぜー!!!
選び放題!
(妄想)
が!
ちょっと、ちゃんと仕事しないとかなりやばい状況ですので、
少し先の楽しみに取っておきます。(多分)
さて、本題です。
行動コストをコントロールする。
・行動コストが大きいとやらない。小さいとやる。
「行動コスト」というものが分かると、
このコストを何とかするということで、
行動が促されやすくなります。
他人も、もちろん自分も、です
弊社でセミナーをする際には、
リラックスしてもらうのと、脳に糖分を送るために、
チョコレートやクッキー、飴などのお菓子を用意しています。
それで、セミナー後にこれが余ってしまうのですが、
ついついそのお菓子を、私が仕事中に食べてしまうのです。
ダイエットに取り組んでいるにも関わらず、です。
これは何が悪いのでしょうか。
私の意志の弱さでしょうか。
(その通りではあるのですが、意志のせいにしないのが、ABAマネジメントです)
これは、行動コストが少ないことが原因と考えます。
【行動コスト】
「最終的な行動までの間に、どれだけの別の行動が必要かの工程数のこと」
先ほどの私がお菓子を食べる、
という例で考えてみましょう。
セミナー後には、もう袋から開かれた状態で、
お菓子がお皿の上に置いてあります。
お菓子を食べるためには、
「ワンアクション」でたどり着けるのです。
非常に行動のコストが少なくて済んでしまいます。
まさしく、ちょっとつまみ食い状態なわけです。
一方で、セミナーを開催していない時は、
事務所の奥の方にある食器棚の一番上の扉付きの棚に、
蓋のついた缶の中に入れてしまっています。
この時は、私はお菓子のつまみ食いという不適切な行動は、
引き起こされていません。
お菓子を食べるまでに、
たくさんの行動をしないとたどり着けない、
つまり「行動コスト」が大きいからだと考えられます。
一般的な言い方をすれば、
「面倒くさいから」でしょうか。
この「行動コスト」のコントロールも、
作れる環境の一つです。
なかなかやろうと思ってもできていない、
望ましい行動があれば、そこに至るまでに、
どれだけの行動コストがかかっているのか。
逆に不適切なのに、ついついやってしまう行動があるのであれば、
同じくどれくらいの行動コストでたどり着いてしまっているのか。
望ましい行動は、できるだけ行動コストを減らし、
不適切な行動は、できるだけかかるような環境の設定をしていきましょう。
意思の力よりも、はるかに現実的に改善につながります。
・人事評価制度でも、行動コストは重要
私は、人事評価制度の構築から運用でも、
この「行動コスト」をとても重要視して取り組んでます。
人事評価制度の成功のポイントは、
期間中にどれだけ評価項目についての、
上司・部下のコミュニケーションが取れるかどうかが重要なのです。
その評価項目などをお互いに確認するのに、
パッと見れて、パッと話せると、
普段からコミュニケーションが増えていくのです。
しかし、評価シートを鍵のあるロッカーや引き出しの中にしまっていて、
取り出さなければならない。
データがサーバーの中にあり、ログインしてパスワード打って、
選んで出さないと見られない。
このような場合では、期間中に確認する行動が、
だんだんなくなってきてしまいます。
行動コストがかかりすぎるのですね。
行動コストは、工夫すれば劇的に行動するかしないかを変えることができます。
ぜひ活用しましょう。
本日の日課 56点(といっても、カタログ前にほぼ決まっているのだけれどね。)
(日課とは、オリジナルで作製した「行動アシスト手帳」に書かれている毎日やる25項目のうち、何項目やったかを点数化したものである。どんな項目かはナイショ。