行動変容ツール「ポイントカード」。
2018/07/29
ここ最近は、エアコンつけなくてよい日が続きます。
また来週は厚くなりそうですが・・・。
そうそう、今日、明日と、地元の町内会で夏祭りです。
台風の影響で、お神輿や山車などは中止。
神酒所や会館で、集って食事ぐらいしかできなかったようです。
「ようです」というのは、そう、私は不参加でした。
娘が小さい頃は、参加していたのですが、
最近はいかなくなっています。
ちょうど大きくなると同時に、少子化(福生はすごいぞ)のため、
いくつかの町内会がくっついて、合同になりました。
若者(40代)が、だいぶ増えて、
いなくても大丈夫になってきたのも、大きいのですが・・・。
さて、本題です。
★行動変容ツール「ポイントカード」
「ヤマザキ春のパンまつり」
ご存知でしょうか。
あれです。あれ。
よくセミナーなどで、「ヤマザキ春のパンまつり作戦」をお伝えしていますが、
行動を強化するツールとして、とても有効です。
チェックリストと似たような機能を持ちますが、
「きっかけ」よりも「結果」を、より重要視したツールです。
例えば、何か望ましい行動をした場合に、
シールを一枚貼るとか、ハンコを一つ押す、
とかいうものです。
それが30個たまったら、
休みが一日もらえるとか、
テーマパークのチケットがもらえるなどとしたら面白いですね。
(トークンエコノミーシステムとしてのツールにもなる)
これは、望ましい行動をしたすぐ直後に、
良い刺激を持ってくるという環境変化の介入というものです。
スーパーや薬局などのポイントカードも、
この行動の原理原則をうまく用いて、
「購入」という行動を促しているのですね。
毎年恒例の「ヤマザキ春のパン祭り」もまさしく同じものです。
合計数千円分のパンを買って、
それを申告して一か月後ぐらいにお皿がもらえるとしても、
買うという行動は起こってきません。
結果が遠すぎるからです。
この「遠い」結果を、
「シール」という「すぐ」で「確実」な結果に変換しているという、
行動を強化する代表的なシステムです。
「お皿がもらえる」ことが、行動を強化しているのではなく、
「シールが増える」ことが、行動を強化しているのです。
「ありがとう」カードなども、同じような効果があります。
行動の直後に結果がでるツール、
うまく使って行動変容に活かしましょう。
おまけ。
昔は、よく娘で実験をしていました。
卓上カレンダーに、
勉強したら「よくできました!」シールを貼る。
試験でよい点を取ったら、
ご褒美を買ってあげるよ!
という、「試験でよい点」という、「成果」に対して、
ニンジンをぶら下げるやり方よりも、
「勉強する」という、「行動」の直後に、
良い結果を即時フィードバックで提示するほうが、
よほど自律的行動につながるのは、実験結果からも明らかなのです。
本日の日課 60点(うちの会社でもやってみようかな)
(日課とは、オリジナルで作製した「行動アシスト手帳」に書かれている毎日やる25項目のうち、何項目やったかを点数化したものである。どんな項目かはナイショ)