裏付け好子とは。
今日は新宿区の事業で、人事評価制度&生産性向上のコンサルをやってきました!
そのまま所沢に移動して、就業規則の打ち合わせ!
いつもなら、ふふん♪って感じでこなすのですが(ちょっと何言っているのかわからない)、
今日はかなりしんどく・・・。
・・・実は、昨日から腰痛がひどく(絶対自分はならないと思っていた)、
今日はかなりの距離歩いたので、グロッキー()です。
この前、地べたに座ろうとしたとき、
ちょっと挫いた感じだったので、あれだろうなー、と。
いわゆるギックリ腰。
まいったなあ。
さて、本題です。
★裏付け好子とは。
トークンエコノミーシステムをやろうとするとき、
おそらく大抵のケースで、「飽和」に悩まされると思います。
トークンエコノミーシステムとは、
例えば、企業内の通貨として、ポイント化するようなシステムです。
提案書を出したら5P、会議で発言したら1P、社内イベントのリーダーを務めたら10P、
ありがとうカードをもらったら3P、というようなもの。
このように、何か良い行動をしたら、即時にポイントを付与することで、
行動の直後に結果を出せるという、即時フィードバックの効果があります。
これが、トークンエコノミーシステムの最大のメリットです。
しかし、最初はうまくいっても、
次第になかなか、思い通りに皆が関心を持ってくれなくなります。
なぜでしょうか。
それは、「ポイント」というものが飽和して、
好子としての魅力が薄れてしまっていくからです。
例えば、100Pで有給休暇がもらえるとか、食事券がもらえるとか、
そのようにたまったポイントに対して、その人に好子となるようなものを用意するのですが、
このバリエーションには限界があり、だんだんと魅力が薄れていってしまうのです。
この有給休暇や食事券のように、
「ある好子(この場合はポイント)」とつながっている別の好子のことを「裏付け好子」といいます。
好子の種類がワンパターンだと、
必ず「飽和」が起きてきます。
毎日、アイスクリームを食べていると飽きてきます。
毎朝、同じパンでは嫌になり、別の味のパンを食べたくなります。
何度も行ったレストランの商品券をもらっても、
あまり嬉しくありません。
また、飽和だけではなく、
その好子がすでに手元にあったり、
別の方法ですぐに手に入れられる場合も、
好子の魅力は半減します。
もうすでに有給休暇を何十日も持っていて、
いつでも取得できる人が、1日もらっても魅力は感じないのです。
ところが、
この「裏付け好子」がほぼ無限に存在するものがあるのです。
そう、それが「お金」です。
「お金」があれば、数えきれないほどの種類の好子が手に入ります。
食べ物はもちろんのこと、さまざまな商品、サービス、機会なども、ほぼ無限に交換ができます。
もしかしたら愛情さえも・・・?
そのため、「お金」はほとんど飽和しない「好子」として、
とても有効に機能するのですね。
お金に関しては、法律の縛りも多く、
企業で自由にできること、できないことはあるかと思います。
そこで、トークンエコノミーシステムと、
給与や賞与などをうまく組み合わせて、
好子が飽和せず、うまく提示できるシステムなど、
作り上げるとよいのではないでしょうか。
本日の日課 56点(腰痛治らず(+_+))