「働きがい」とは好子出現と確立操作。
2018/12/02
今日は土曜日にかかわらず、
お世話になっている知人の方が来所してくれて、
一緒に地元のラーメン屋へ!
カッパ64という福生のお店で、
トマトラーメンが有名なのですが、
今日は期間限定の牡蠣ラーメンを注文!
煮卵、チャーシュー全部乗せです。
ダイエットは明日からだ!(今日も)
さて、本題です。
★「働きがい」とは好子出現と確立操作。
前回(一昨日)、「働きがい」は大事だとよく言われるけれど、
この抽象的で概念的な言葉の正体はなんだ?
ということを話しました。
そして「働きがいがある職場」とは、具体的にはどのような職場なのか。
そのような職場にするには、具体的に何をしていけばいいのか。
ABA(応用行動分析学)的な目線で考えてみて、の続きです。
一言でいうと「働きがい」とは、
・好子出現がある
・確立操作がある
この2つだと思っています。
(一言でないのはナイショ)
好子とは、行動したあとに出現する、
その人にとって「なにか良いこと」です。
ABA(応用行動分析学)における基本的な原則で、
人の行動が増えるときの2パターンのうちの一つの、
「好子出現による強化」
にでてくる「好子」のことです。
人(動物も)は、行動した後に「なにか良いこと」が起きると、
その時の行動を繰り返すようになります。
例えば、その営業の提案をした(行動)ら、
・上司に褒められた
・お客様に良い提案だねと言われた
・後輩から「さすが先輩」と言われた
・評価が上がった
・前よりもよい提案書が作れた
このような、なにか良い結果が出ること、これが「好子出現」です。
(上の職場と下の職場の違い)
頑張って仕事したら、
このような好子がたくさん出ること、
これが「働きがい」と言えるのではないでしょうか。
上記の好子(なにか良いこと)は、
・周りの人で出せること
・会社の仕組みで出せること
・人材育成で出せること
がそれぞれあります。
取り組み次第で、好子を増やしていくことができるのですね。
そして、このような好子は、
行動の後に出てくるまで、時間的に早ければ早い方がいいです。
今頑張った提案に関して、
半年後に評価されても遅すぎます。
一番良いのは、同時。そして直後、1時間後、当日、翌日など時間的に早ければ早いほど、
行動に影響を与えます。
半年後の評価点より、
その時の周りの人の褒め言葉のほうが、
よほど働きがいにつながります。
居たいと思える職場は、
作れるのです。
もう一つ、「確立操作」。
こちらは、ABA(応用行動分析学)の用語ですが、
ちょっとだけ専門的です。
・・・長くなりましたので、
また次回(明後日)に続かせてください。
★具体的行動へ
働きがいをもたせよう、
というようなことは、よく聞かれます。
しかし、あまり具体的に何をするかまで、
踏み込めていないケースが多いように感じます。
単発の研修で、働きがいを持たせるのは至難の技。
普段の職場に、好子が出現する仕組みを考えていき、
それに取り組んでみてはいかがでしょうか。
本日の日課 68点(あまり食事にこだわりがないので、こういう機会がうれしい)
(日課とは、オリジナルで作製した「行動アシスト手帳」に書かれている毎日やる25項目のうち、何項目やったかを点数化したものである。どんな項目かはナイショ。)