「働きがい」とは好子出現と確立操作その2。
2018/12/04
やっと、先ほど今月のニュースレターが完成。
もう同じ体裁で6~7年やっていますので、
そろそろリニューアルしたいなあ、と思っています。
よしやろう。
やろうと思ったら、その時すでに行動は終わっているんだ、
とプロシュート兄貴の言葉を胸に、さあやろう。
(ちょっと何言っているのかわからない)
さて、本題です。
★「働きがい」とは好子出現と確立操作その2。
前回(一昨日)、「働きがい」は大事だとよく言われるけれど、
この抽象的で概念的な言葉の正体はなんだ?
ということを話しました。
そして、一言でいうと「働きがい」とは、
・好子出現がある
・確立操作がある
この2つ(一言になっていない)で、
「好子出現」の解説をさせていただきました。
ブログ記事はこちらから。
今日はもう一つの「確立操作」のお話をします。
ABA(応用行動分析学)のあまりよくないところだと思うのですが、
用語が基本的に直訳、なのですね。
確立操作も英語の「Estblihing Operations」を、
そのまま訳してしまっているから、
日本語だとつかみづらいのかなあ、と思っています。
さて、その確立操作。
一言でいうと、
好子(嫌子も)の価値を高めたり弱めたりする先行条件のことです。
(一言でないですね)
なかなかわかりづらいので、
こんな時はやはり例ですね。
よく使われるのは、
A:先行条件
「夜ごはんの時間」
↓
B:行動
「ラーメンを食べる」
↓
C:結果
「おなかが満たされる」
これに確立操作「空腹」が加わります。
A:先行条件
「夜ごはんの時間」「朝から何も食べていない」(確立操作)
↓
B:行動
「ラーメンを食べる」
↓
C:結果
「超満足」
というように、
おなかが満たされるという結果の価値が高まるのです。
さて、「働きがい」で考えてみましょう。
この場合の「確立操作」は、
仕事の価値が高まるような先行条件です。
A:先行条件
「職場で」
↓
B:行動
「商品を作る」
↓
C:結果
「商品ができる」
ここに、確立操作「お客様の期待」が加わります。
A:先行条件
「職場で」「お客様が期待している」(確立操作)
↓
B:行動
「商品を作る」
↓
C:結果
「お客様を喜ばせる商品ができる」
というように、その仕事に関して、お客様が期待しているという
先行条件が加わると、仕事を一つ進めることの価値が高まるわけです。
自分がやる仕事で、
その仕事が誰の役に立つのか。
その仕事の価値はどれくらいあるのか。
ただの作業ではなく、
その先を知っていること、何の役に立つのかが分かっていることが、
仕事を進めること、完了させることの価値を高めるのですね。
仕事をすることの「働きがい」といえるのではないでしょうか。
なんだか理屈っぽくなってしまいましたが、
一般的な言い方では、自分の「仕事のやりがい」というような
言い方ですね。
誇りをもって、
仕事をすること。
仕事の価値を自ら高めるような、
確立操作を行っているのかもしれませんね。
本日の日課 68点(来年はいろいろ見直したいです。はい。)
(日課とは、オリジナルで作製した「行動アシスト手帳」に書かれている毎日やる25項目のうち、何項目やったかを点数化したものである。どんな項目かはナイショ。)