榎本あつしのBLOG(人事制度の学校・評価をしない評価制度・A4一枚評価制度とABA:応用行動分析学)

人事制度や社労士やら応用行動分析学の研究やら猫やら馬やら庭やらで毎日過ごしています。

行動の原理原則・強化と弱化。本日は「弱化」。

2020/12/23

お客様から「ねぎ」をいただきました!

 

そう、「深谷ねぎ」!です。

 

 

ありがとうございます。
事務所のみんなで分けていただきました。

 

さて、本題です。

 

行動の原理原則・強化と弱化。本日は「弱化」。

 

昨日は、行動の原理原則のうち「強化」を取り上げました。

行動の原理原則・強化と弱化。本日は「強化」。

 

本日その逆。
「自ら行動しなくなる『弱化」」について、です。

 

【弱化の原理】

「何かの行動をした結果、悪いことが起きるか、良いことがなくなると、その行動は繰り返されなくなる」

 

自ら行動を繰り返すようになることが「強化」ですので、
今度はその反対、自ら行動をしなくなってしまうことが「弱化」です。

 

「強化」と同じように、2つのパターンの「弱化」があります。

 

【弱化の例①】

「Aさんが休みの日に、友だちに薦められた話題のマンガを読んだところ、
全く趣味に合わずに、つまらなかった・・・。」

 

今度は、マンガを読むという行動をした結果、
「つまらなかった」という、どちらかというと嫌なことが起きました。

 

Aさんは、もうこのマンガを読むことは、しなくなりました。

 

 

 

「マンガを読むことが【弱化】された」となります。

 

気づかれましたでしょうか。

 

「薦められて」「マンガを読む」までは、
前回の【強化】のときと全く同じなのです。

 

違うのは、行動した後の結果だけ。

 

そして、その結果次第で、マンガをまた読むのか、
もう二度と読まないのか、というように、
行動が変わってくるのです。

 

 

【弱化の例②】

「Aさんが休みの日に、マンガをたくさん読んだところ、
気が付いたら夜になってしまった!
大事な休日の時間を失ってしまいました。」

 

「マンガを読む」という行動をした結果、
「時間」という、本人に良いものがなくなってしまいました。

 

Aさんは、その後、
マンガをたくさん読むということは抑えるようになりました。

 

 

自ら読まなくなりましたので、
「たくさん本を読むことが【弱化】された」となります。

 

このように、行動を分析すると、
行動が繰り返されたり、
逆に繰り返されなくなる仕組みが分かってきます。

 

これこそが、ABA(応用行動分析学)の真骨頂。

 

人が行動をする、しないに関して、
心の中を原因とせずに、環境の変化によって、
行動の予測と制御ができるようになってくるのです。

 

次回は、ここでできた「何か良いもの、悪いもの」について取り上げます。

 

 

 

本日の日課 56点(ネギは大好きです)
(日課とは、オリジナルで作製した「行動アシスト手帳」に書かれている毎日やる25項目のうち、何項目やったかを点数化したものである。どんな項目かはナイショ)

 

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