トイレットペーパーを買い占めている人は誰?
2020/03/02
鬼滅の刃面白いなあ。
猗窩座のエピソードがよいよね。
つらいよね。
さて、本題です。
トイレットペーパーを買い占めている人は誰?
日曜ですし、
ちょっと思いついた話で。(いつもだけれど)
SNSなど見ていると、
トイレットペーパーを買い占めている人に対しての批判が多くあります。
「デマを信じる人のせいで、
トイレットペーパーがなくなった。」
正義感からか、
「デマを信じて買うやつはバカだ」
ぐらいのひどいコメントも多くみられます。
でも、実際に買っているのは、
デマを信じて買う人ばかりではない、
と思っているのです。
そのようにデマを批判する人でも、
おそらく目の前に貴重なトイレットペーパーがあったら、
買ってしまうのではないでしょうか。
デマを信じて買っている、
のではなく、
買えないから買っている、
のです。
で、
「中国製ではないから買わないで」
「必要な人に行くべき」
「本当にやめてほしい」
などとコメントして、
空になっている棚の写真や動画UPしている。
これが尚更、品薄感をあおってしまっています。
実はこの人たちが、
より品薄にする手助けをしてしまっているのです。
そして、この人たちも、
目の前に数少ないトイレットペーパーが売っていたら、
貴重なものがある、として買ってしまうことでしょう。
デマを信じた人が買うのは、きっかけになっているかもしれませんが、
実際には、買わないとなくなってしまう、という希少感によって、
デマは信じていない人たちも含めた、私たち皆が買い占めているのです。
トイレットペーパーを買う、は行動です。
行動でしたら、
それは分析できます。
そして、この行動を強化しているのは、
「確立操作」で説明ができます。
こんな感じ。
ABC分析すると、
トイレットペーパーを買う、という行動をすると、
手に入る、という結果が起きて、
これが行動を強化しています。
そして、これに「いま品薄」などの情報が加わることで、
先行条件が変わります。
矢印の大きさが変わりました。
つまり同じトイレットペーパーであるはずなのに、
その手に入る価値が大きく変わります。
それが、より行動を強化するのです。
デマを信じているから買う、
のではなく、
品薄状態という情報を知るという、
確立操作によって、より一般の人の行動が強化されている、
から皆が買う、のです。
一方的に、デマを信じる人が悪い、
と個人攻撃しても、トイレットペーパーを買うという行動の強化は収まりません。
行動を分析し、
この仕組み(行動随伴性)を変えることをやっていく必要があるのです。
本日の日課 52点(やり方はありますが、長くなったので省略)
(日課とは、オリジナルで作製した「行動アシスト手帳」に書かれている毎日やる25項目のうち、何項目やったかを点数化したものである。どんな項目かはナイショ。)