アカシア(ミモザ)を種から育てようチャレンジその1。
2020/08/16
友人からいただきました、長野の竹風堂さんの「栗あんアイス」。
とても濃厚なのに、やさしい感じの口当たりで、
うまうまです。
中川さん、ありがとう。
さて、本題です。
アカシア(ミモザ)を種から育てようチャレンジその1。
仕事のブログなんかよりよっぽど楽しい趣味ブログ。(言っちゃった)
今回はかなり長編です。
先日、なんとなくネットサーフィンしながらガーデニング情報など見ていたら、
いわゆるアカシア(ミモザ)の情報が出てきたのですね。
アカシア(ミモザ)は、妻も好きな木で、
庭で育てようかとちょっと思った時期もあったのですが、
なにせ大きくなりすぎるのです。下手したら5mとか簡単に超えます。
いくら剪定するとはいえ、
うちの小さい庭では無理だろうと思っていました。
ところが、ここで「矮性(わいせい)アカシア」というヤツを見つけてしまったのです。
矮性とは、小さいままで成熟する動植物の性質のこと。
「お、これならいけるんじゃね?」と思っちゃったわけですよ。
あ、ちなみに「ミモザ」というのは、本当は「オジギソウ」のことを言うそうで、
本来は「アカシア」という種類です。同じマメ科。
ただ諸外国でもこれらがごっちゃになって呼んでいるそうです。
早速、ネットで買えないか探してみましたが、
この時期はほとんど苗は出回っていなく、あってもメジャーな「銀葉アカシア」というヤツで、
これは大きくなるので難しい。
で、また余計なことを見つけちゃったのです。
アカシアは種から育てることができると。
そして、種はかなり安く(1粒10円~20円ぐらい)手に入ると。
そして思ってしまったわけです。
「種から育ててみたい」と。
妻に相談したら、
「良いけど、増やしすぎないでね」
とのこと。
よし、お墨付きが出た!(ポジティブな解釈)ということで、
「アカシア(ミモザ)を種から育てようチャレンジ」スタートです!
アカシア・デコラとアカシア・グレイワトル。
ただ、種もそんなにはたくさん売っていません。
マイナー好きな私は、
矮性で珍しいヤツを育ててみたいと思い、
ネットで探した結果、この2種類のチャレンジです。
購入したのは「KUGEL」さんという、
大阪のショップです。フラワーギフトや種など販売されています。
→ https://kugel-shop.com/
購入したのは「アカシア・デコラ(Acacia decora)」と
「アカシア・グレイワトル(Acacia brachybotorya)」です。
ちなみに、アカシアにはいろいろな呼び方があり、
ややこしいです。
アカシア・デコラは「ウエスタン・シルバーワトル(Western Silver Wattle)」とか
「ショーウィーワトル(Showy wattle)」とか、
アカシア・グレイワトルは「ブラキボトリア(brachybotorya)」ともいうそうで。
あれ、デコラと呼ぶ箇所はブラキボトリアで、グレイワトルの箇所は別名では・・・などと、
素朴な疑問。まあ、そんなものだ。
この2つは葉っぱが「オジギソウ」とは違う形ですので、
ミモザとは呼ばないかな。
ちなみに、発芽率というアドバイスがあり(こういうの嬉しい)、
アカシア・デコラが30%、アカシア・グレイワトルが15%ということで、
この発芽率と、新芽が残暑と冬を越せる確率と理由もなく枯れてしまうこともあることを見越して、
2~3本残ってくれれば・・・と種の数を決定。
デコラを30粒、グレイワトルを55粒注文しました。
ざっくりとこんな計算。
30粒×30%÷2(残暑)÷2(越冬)=2.25
55粒×15%÷2( 〃 )÷2( 〃 ) =2.0625
が、少しおまけでそれぞれ3粒、5粒多く入れくださっていたので、
ちょっと増えるかもです。(2.475と2.25へ)
万一、たくさん育ってしまったら、
誰かに譲るかメルカリで。
発芽率の実験。
そして、KUGELさんのアドバイスにも書かれていますが、
アカシアの種まきの手順のスタートはとても変わっています。
なんと、
熱湯につける。
なのだそうで。
その他、調べたら、種に傷をつけると発芽率が上がるとも。
種がコーティングされている感じなのでしょうか。
そして、どうせならその発芽率ってやつを実験したい!
と、また余計なことを思いついてしまい、
下記のように5つのパターンを検証することにしました。
種まきパターン | アカシア・デコラ(S) | アカシア・グレイワトル(G) |
①熱湯につけてから水に12時間(アドバイス)→土に蒔く | 6粒 | 12粒 |
②水だけに12時間→土に蒔く ※熱湯効果の検証のため | 6粒 | 12粒 |
③傷をつけて水に12時間→土に蒔く ※傷効果の検証のため | 6粒 | 12粒 |
④湿ったキッチンペーパーにそのまま置く | 7粒 | 12粒 |
⑤傷をつけてキッチンペーパーにそのまま置く | 8粒 | 12粒 |
④、⑤は種の様子が観察できるのと、
このやり方で発芽させるケースも多かったためです。
ここからは写真を中心に駆け足で!
まずはごちゃまぜにならないように、
カップを用意。それぞれ種を入れます。
ちなみに、
「G」がアカシア・グレイワトルで、
「S」がアカシア・デコラです。「ショーウィーワトル」の「S」にしちゃってました。
そして、種に傷をつけます。
車の傷補修のための紙やすりで粗目の#240が余っていたので、
これを使ったら、簡単に傷をつけることができました。
白いところが出るくらいまで。
そして、熱湯入れたり、水につけたり(水はメネデール100倍希釈、すべてのパターンで使用)を実行して、
12時間経過。
さあ、どうなったか。
↑①アカシア・デコラ 熱湯→水12時間
↑②アカシア・デコラ 水のみに12時間
↑③アカシア・デコラ 傷をつけて水に12時間
おお!
あきらかに違いがあります。
水のみは小さいまま、熱湯は少しふくらんだ気が・・・。
そして、傷をつけたのは明らかに大きくなっています!
お次はグレイワトル。
もともとデコラより種が大きめでした。
↑①アカシア・グレイワトル 熱湯→水12時間
↑②アカシア・グレイワトル 水のみに12時間
↑③アカシア・グレイワトル 傷をつけて水に12時間
こちらもやはり、傷をつけたのがダントツで大きく膨らんでいます。
熱湯は、写真だとあまり差がないですが、
気持ち膨らんでいるような気もします。
左から熱湯・水のみ・傷つけ 上段がグレイワトル、下段がデコラ
さあ、これらとキッチンペーパー組を蒔いていきます。
この種まき用のトレーを切り取ります。
これで、6粒、12粒がわかりやすくなり、
さらに次のトレー&カバーにピッタリ収まります。
両方とも、我が家ご用達のジョイ本(ジョイフル本田)で見つけました。
トレーに下は溝があり、上のマットに水が浸り、
そこから給水してくれる優れものです。カバーもついて発芽には最適。
水につけずに、
キッチンペーパーに浸してみるパターンの、
「④湿ったキッチンペーパーにそのまま置く」と、
「⑤傷をつけてキッチンペーパーにそのまま置く」は、
先行して、トレーにそれぞれ入れておきました。
こちらは一つの区切りに2~3個づつ。
そこから、前に紫陽花とスノーボールの挿し木で使って余っていた、
種まき・挿し木用の土を入れて種を巻きました。
種まきは、先に土を入れ水で湿らせておき、
割りばしで穴をあけておいて、そこに蒔いていきます。
こちらは一つの区切りに一粒づつ。
土は、穴の周りの土を使って、
軽くふさぐような感じです。あまり深くに種が行かないように。
キッチンペーパー組も、
ここで12時間程度経っていますが、
やはり傷をつけた方が膨らんでいるのがはっきりわかります。
じょうろなどで水をかけると、結構勢いが強く、
種が深くなってしまったり、土がはがれちゃったりしますので、
霧吹きで上から水をかけるとうまくいきます。
パルダリウムで使っている霧吹きを使用。メネデール100倍希釈。
いい感じの水圧で表面を平らにしてくれました。
そして、底面に少し水を補給しておきます。
ここから水を吸い取ってくれます。
カバーをして完了!
自宅の仕事部屋のデスクの端において管理します。
芽が出るのは1~3週間程度とのこと。
楽しみです。
・・・しかし、実はここで問題が発生。
あまりにも長くなりましたので、
続きは明日。
本日の日課 68点(長いブログ、最後までお読みいただきありがとうございました。)
(日課とは、オリジナルで作製した「行動アシスト手帳」に書かれている毎日やる25項目のうち、何項目やったかを点数化したものである。どんな項目かはナイショ)